日本ファン謝罪も…テオの怠慢は「許されない」 ド軍メディアは辛辣「努力はできる」

ドジャースのテオスカー・ヘルナンデス【写真:ロイター】
ドジャースのテオスカー・ヘルナンデス【写真:ロイター】

T・ヘルナンデスの守備に苦言

【MLB】ドジャース 5ー3 フィリーズ(日本時間5日・フィラデルフィア)

 ドジャースのテオスカー・ヘルナンデス外野手が、4日(日本時間5日)の敵地でのフィリーズで一振りで試合をひっくり返す活躍を見せた。2点を追う6回に逆転3ランを放ったが、序盤に失点を招いたプレーについて、地元メディアから厳しい声が上がっている。

 問題の場面は2回無死一、二塁。リアルミュートの右中間への打球に対し、T・ヘルナンデスは途中で追うのを諦めたかのように全力疾走を見せず、結果的に三塁打とされた。打球はフェンスまで転がり、中堅のパヘスが処理したが、2者の生還を許す結果となった。さらに犠飛で3点目を失い、大谷翔平投手の立ち上がりを苦しめた。

 ただし、6回2死一、二塁の場面で打席に立ったT・ヘルナンデスは、右中間スタンドへ飛び込む逆転3ランを放って汚名返上。5-3の勝利に貢献し、日本のファンからは手のひら返しの謝罪コメントがSNSに相次いだが、その一発では守備面の問題が帳消しになることはなかった。

 ドジャース専門サイト「ドジャー・ブルー」のブレイク・ウィリアムズ氏は、自身のX(旧ツイッター)に「依然として、守備で怠けるのは許されないと私は思う。特にポストシーズンではなおさらだ」と投稿。「ホームランは素晴らしかったけど、『努力すること』だけは選手自身が唯一コントロールできる部分だから」と続けた。

 SNSでは「努力することは常にできるはず」「怠慢プレーは許容できない」「打てば許される訳ではない」といった声が見られた。レギュラーシーズン中にも守備で問題視される場面があり、短期決戦のプレーひとつの重みが問われる結果となった。

(Full-Count編集部)

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