佐々木朗希の“変化”が「わかるかな?」 剛球が蘇った理由…分析家が注目した仕草

「ピッチング・ニンジャ」が投球フォームの映像を公開
【MLB】ドジャース 5ー3 フィリーズ(日本時間5日・フィラデルフィア)
明らかに違っていた。ドジャースの佐々木朗希投手は4日(日本時間5日)に行われたフィリーズとのナ・リーグ地区シリーズ第1戦で2点リードの9回に登板。1安打を許したものの、1回無失点で日米を通じて初セーブをマークした。米の専門家が春先との違いを分析した。
佐々木の投球について「ピッチング・ニンジャ」の愛称で知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏が自身のインスタグラムに投稿。4月とフィリーズ戦の投球映像を重ねて比較し、その“進化”を分析している。
「違いがわかるかな? ロウキ・ササキのピッチングフォーム:4月(96マイル)vs10月(101マイル)」というキャプションとともに公開。同じ直球系の球種ながら約154.4キロと約162.5キロで大きく違っている。
同氏は「私が最初に注目したのは、セットアップのときの後ろ脚だった」と指摘。続けて「私の推測では、このセットアップの変化(事前に力を溜めた状態・後ろ脚をより深く曲げた状態)は、投球動作の中で大臀筋をより(効果的に)使い、より大きなパワーを生み出すことを目的としているのだと思う」と述べた。
確かに10月のセットポジションは、4月に比べると後ろ脚(右脚)がより深く曲がっている状態だった。負傷者リストからの復帰後の“変身”には、わずかな変化が成果を生んでいると同氏は持論を展開。チームの信頼を勝ち取りつつあるだけに、剛腕のフォームの変化とともに続ける成長は、今後も注目を集めそうだ。