ド軍が2連勝、リーグV決定S進出へ王手 大谷翔平がダメ押し適時打…4.5万人敵地沈黙

フィリーズとの地区シリーズ第2戦は5打数1安打1打点で打率.222
【MLB】ドジャース 4ー3 フィリーズ(日本時間7日・フィラデルフィア)
ドジャースの大谷翔平投手は6日(日本時間7日)、フィリーズとの地区シリーズ第2戦に「1番・指名打者」で先発出場し、7回にダメ押しの右前適時打を放った。5打数1安打1打点で打率.222。チームは2連勝を飾り、リーグ優勝決定シリーズへ王手をかけた。
大谷は強く振り抜いた。3点リードした7回2死一、二塁。打球速度111.6マイル(約179.6キロ)の痛烈な打球が右前へ。二塁・ソーサの右横を抜けるタイムリーとなった。ポストシーズンは2試合ぶりの打点。4万5653人でビッシリ埋まった敵地ファンを沈黙させた。
初回先頭は左腕ルザルドの外角低めへ決まるチェンジアップに見逃し三振。3回1死はフォーシームで二ゴロ、6回1死はチェンジアップで一ゴロに打ち取られた。敵地での2試合8打席目で生まれた初安打は、価値あるタイムリーとなった。9回2死一、二塁は空振り三振に倒れた。
試合はドジャース・スネル、フィリーズ・ルザルドの息詰まる投手戦に。スネルは6回9奪三振4四球、1安打無失点。ルザルドも6回まで1安打無失点と試合を作った。
両軍無得点の試合が動いたのは7回だった。先頭テオスカー・ヘルナンデスの中前打、フリーマンの右翼線二塁打などで1死二、三塁の好機を作り、エンリケ・ヘルナンデスの遊ゴロの間(記録は野選)に先制。途中出場のスミスは同2死左前2点打を放った。この回、大谷の適時打と合わせて4安打で4点を奪った。
7回からは先発要員のシーハンが2番手として救援し、2回2安打1失点でつないだ。3点リードした9回はトライネンが炎上して2失点。2死一、三塁から佐々木朗希が登板し、最後を締めた。
8日(同9日)の第3戦は本拠地ロサンゼルスへ戻って行われる。勝てば地区シリーズ突破となり、リーグ優勝決定シリーズではブルワーズかカブスの勝者と対戦する。11日(同12日)の第5戦までもつれた場合、ロバーツ監督は大谷に先発マウンドを託す考えを示している。
(Full-Count編集部)