佐々木朗希、PSで2戦連続セーブ 2球で危機救う…9回2死一、三塁で緊急登板、首位打者封じる

9回に登板したドジャース・佐々木朗希【写真:荒川祐史】
9回に登板したドジャース・佐々木朗希【写真:荒川祐史】

地区S第1戦は1回1安打無失点1Kで初セーブ

【MLB】フィリーズ ー ドジャース(日本時間7日・フィラデルフィア)

 ドジャース・佐々木朗希投手は6日(日本時間7日)、敵地フィリーズとのナ・リーグ地区シリーズ第2戦の9回2死一、三塁から登板した。一打サヨナラの場面で登場。首位打者トレイ・ターナー内野手を2球で封じ、ガッツポーズを掲げた。

 緊急のマウンドとなった。ドジャースは9回、3点差のリードがあったがブレイク・トライネン投手が大誤算。1死も取れずに2失点した。その後、アレックス・ベシア投手がマウンドへ。マック・マンシー内野手とムーキー・ベッツ内野手がバントを阻止する好守を見せるなど、どうにか2アウト。そして一、三塁の場面で佐々木が起用された。

 初球は内角へのスプリットがボール。そして2球目だった。内角に99.3マイル(約159.8キロ)のフォーシームを投げ込み、ターナーが打ち返したものの二塁の正面。やや送球が逸れたが、フレディ・フリーマン内野手の見事なスクープでアウトを成立させた。敵地は沈黙した。

 佐々木は第1戦で2点差の9回からマウンドに上がり、リアルミュートへの初球でこの日最速の101マイル(約162.5キロを計測した。最後はスプリットで見逃し三振。続くケプラーに二塁打を浴びたが、カステヤノスを二ゴロに打ち取り、最後はストットを三邪飛に抑えた。1回1安打無失点、1奪三振で日米通じて初セーブを挙げた。

 佐々木は5月に右肩インピンジメント症候群で負傷者リスト(IL)入り。ノースロー調整期間も長く、8月にマイナーで実戦復帰した。9月24日(同25日)にメジャー復帰を果たし、以降はリリーフとして登板。レギュラーシーズンでは2試合に投げた。ワイルドカードシリーズ第2戦の9回にポストシーズン初登板を果たし、1回無失点で“胴上げ投手”になった。そして地区シリーズ第1戦ではクローザーとして最後を締めた。

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