佐々木朗希をフリーマン大絶賛「全員が想像していた姿」 “救世主”の成長を実感

試合後、取材に応じたドジャースのフレディ・フリーマン【写真:荒川祐史】
試合後、取材に応じたドジャースのフレディ・フリーマン【写真:荒川祐史】

1点差に迫られた9回2死一、三塁で登板

【MLB】ドジャース 4ー3 フィリーズ(日本時間7日・フィラデルフィア)

 ドジャース・佐々木朗希投手は6日(日本時間7日)、敵地フィリーズとのナ・リーグ地区シリーズ第2戦の9回から緊急登板。首位打者トレイ・ターナー内野手を抑えて2試合連続セーブを挙げた。バックで見守ったフレディ・フリーマン内野手は「このポストシーズン、私たちにとってとてつもない武器だ」と大絶賛した。

 ドジャースは9回、3点差のリードがあったもののブレイク・トライネン投手が1死も取れずに2失点で降板。代わったアレックス・ベシア投手が2アウトまで取ると、右打者ターナーの場面で佐々木が起用された。地区シリーズ第1戦に続く、セーブ機会でのマウンドになった。

 初球は内角へのスプリットがボール。そして2球目、内角の99.3マイル(約159.8キロ)のフォーシームでニゴロに打ち取った。トミー・エドマン内野手の送球がやや逸れたが、名手のフリーマンが見事にすくい上げて最後のアウトを成立させた。

 佐々木は2週間前までは3Aにいたが、9月24日(同25日)のメジャー復帰後はリリーフ投手として躍動。地区シリーズ第1戦では日米通じて初セーブを挙げた。フリーマンは試合後の会見で佐々木への信頼について聞かれ、惜しみない称賛を送った。

「今日は(今までで)最もプレッシャーがかかる場面だった。得点圏にランナーがいた。敵地で9回裏2死、一三塁。その状況で放り込まれても、落ち着いていた。初球のスプリットはとてもいい球だった。(速球は)100、101マイルの球。契約を結んだ時に、全員が想像していた姿だった。時にこういうことがあるんだけど、(適応に)少し時間がかかっただけだ」

 ドジャースは後半戦になってブルペンが大乱調。何度も試合を落としてきたが、佐々木が救世主として存在感を発揮している。「今はマウンド上では、本当にいい感じで投げている。とても自信があるように見える。アウトを奪えることを確信しているようだ。このポストシーズン、(佐々木の存在は)私たちにとってとてつもない武器だ」とのフリーマンの言葉は、心から溢れたものだった。

(Full-Count編集部)

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