ド軍戦で待っていた悪夢「大丈夫かと思ったけど」 “大谷ライバル”で流れ激変「やっぱ怖い」

シュワーバーのPS初安打は試合を降り出しに戻す特大アーチ
【MLB】フィリーズ 8ー2 ドジャース(日本時間9日・ロサンゼルス)
HR王の一発でドジャースに傾いていた流れが一変した。フィリーズのカイル・シュワーバー外野手が8日(日本時間9日)、敵地で行われたドジャースとの地区シリーズ第3戦に「2番・指名打者」で出場。第2打席でポストシーズン1号となる同点弾を放つと、そこからフィリーズが一気に逆転。ファンは「シュワーバーやっぱ怖い」「あの一発が流れを変えたね」と嘆いていた。
1点を追う4回無死で迎えた第2打席、シュワーバーは山本由伸投手の155キロのフォーシームを捉え、右翼席に豪快弾を放った。ナ・リーグ本塁打王が放った飛距離455フィート(約138.7メートル)の特大アーチに山本は口を大きく開けて絶叫。マウンドで悔しさをあらわにした。
山本は3回まで無安打無失点と完璧にフィリーズ打線を封じていたが、シュワーバーの一発以降、2安打に味方の失策などが重なり、あっという間に2点を奪われ逆転を許した。
シュワーバーは8回の第4打席にもクレイトン・カーショー投手から2号2ランを放ち、1試合2本塁打の活躍。地区シリーズ2戦目まで7打数無安打5三振と不振に喘ぎ、第1打席も一ゴロに倒れていたが、ようやく飛び出した快音は、結果的には試合の流れを変える一発となった。
ファンは「由伸だから大丈夫かと思ったけど…」「シュワーバー2発でお目覚めか」「復活しちゃった」「1本打つと打ち出す」「いやな負け方だった」とSNSでコメント。嘆きのコメントが続出する一方で「シュワーバーに一発が出てフィリーズが勢いづいたようにドジャースも大谷に一発がでれば波にのれるはず」と、大谷翔平投手のアーチに期待する声もあった。
フィリーズはシュワーバーの一発で息を吹き返し、12安打8得点で逆転勝利。ドジャースとの地区シリーズは1勝2敗となり土壇場で踏みとどまった。
(Full-Count編集部)