ジャッジが証明した“最強打者”の称号 大谷翔平は未達成…97年ぶりに成し遂げた偉業

「オプタ・スタッツ」が称えたジャッジの奮闘
【MLB】Bジェイズ 5ー2 ヤンキース (日本時間9日・ニューヨーク)
ポストシーズン敗退となったが、確かな“爪痕”は残した。ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手が8日(日本時間9日)、本拠地で行われたブルージェイズとの地区シリーズ第4戦に「2番・右翼」で出場し、4打数2安打1打点。6安打2得点に終わった打線の中、ひときわの存在感を放ち、97年ぶりの偉業を成し遂げた。
ジャッジは初回の第1打席で左前打を放つと、敗戦濃厚だった9回の第5打席では意地の適時打。6回1死で迎えた第3打席では、走者がいない状況にも関わらず申告敬遠で歩かされるなど、ブルージェイズベンチは“ジャッジ封じ”に徹した。
4戦34失点投壊でヤンキースは2年連続ワールドシリーズ出場はならなかったが、ジャッジはポストシーズン7試合で13安打、1本塁打、7打点。OPS1.273を記録するなど、負けられない試合で圧倒的な数字を並べた。
米データ会社「オプタ・スタッツ」は試合後、自社X(旧ツイッター)を更新し、「ポストシーズン4試合以上戦い、毎試合複数安打を記録し、打率.600以上をマークした選手はアーロン・ジャッジが史上2人目だ。もう1人は、1928年のワールドシリーズで戦ったベーブ・ルースだ」と活躍を称えた。
今季は右肘の故障でレギュラーシーズン10試合を欠場したが、打率.331で初の首位打者を獲得。53本塁打、114打点はともにリーグ2位で、メジャートップのOPS1.114を残した。チームは地区シリーズで敗退となったが、ジャッジは“MLB最強打者”に相応しい成績を残した。
(Full-Count編集部)