ド軍監督が異例の行動「見たことない」 佐々木朗希へ示した最大の敬意…X感動「泣ける」

ロバーツ監督はベンチから飛び出し佐々木朗希を迎えた
【MLB】ドジャース 2ー1 フィリーズ(日本時間10日・ロサンゼルス)
胸熱のベストシーンだった。ドジャース・佐々木朗希投手とデーブ・ロバーツ監督の一瞬が感動を誘った。優勝決定シリーズ進出を決めた9日(日本時間10日)のフィリーズ戦で“炎の3回救援”を披露した佐々木を、ベンチで迎えたロバーツ監督の行動にファンは「泣ける」と注目した。
佐々木はドジャースが同点に追い付いた直後の8回から登板。強打者のシュワーバーを右飛、ハーパーを三飛、4番のボームをニゴロに抑え、8球で投げ終えた。9回も続投し、リリーフで初のイニング跨ぎでの登板となったが、マーシュを二ゴロ、リアルミュートを100.2マイル(約161.2キロ)のフォーシームで空振り三振、ケプラーも三飛に抑えた。
さらに延長10回のマウンドも託されるとカステヤノスを三ゴロ、ストットを見逃し三振。さらにターナーを右直に抑えた。3イニングで36球を投げ1人の走者も許さない“完全”投球を披露した。
佐々木が投げ終えて戻ると、ロバーツ監督はベンチからグラウンドに歩を進め、佐々木を出迎えてハグした。試合後には米記者も「見たことがない」という異例の行動について質問した。
指揮官は「純粋な高揚感だ。私はコーチとして、選手を応援している。4月と5月に、彼がダグアウトでの端の方でチームの試合を座っている姿を見ていたのだが、彼が怪我したり、いいパフォーマンスができなかった時もあった。そんな彼と(監督と選手としての)関係を築き、そして現在は1回を投げただけではなく、抑え投手として2回、3回を投げた。彼のことを本当にうれしく思ったんだ。あの場面はそう言うところがきっかけだ」と振り返った。

今季の佐々木の成長を象徴した一幕にファンも感動。SNSには「完全に認められた気がして泣ける」「感動!」「だって息子ですよ」「熱い!」「一年を振り返って尚熱いシーン」「こんなん泣くやん」といった声が相次いでいた。