ドジャース祝いの場で突然…36歳の“発言”に驚き「マジか」 広がる複雑な思い

ドジャースのミゲル・ロハス【写真:ロイター】
ドジャースのミゲル・ロハス【写真:ロイター】

来季で現役を退く意向を明かす

【MLB】ドジャース 2ー1 フィリーズ(日本時間10日・ロサンゼルス)

 チームの精神的支柱の決断に惜しむ声が上がっている。ドジャースのミゲル・ロハス内野手は9日(日本時間10日)、本拠地でフィリーズ戦に勝利して地区シリーズ突破を決めた後、シャンパンファイトの最中に来季終了後に現役を引退する意向を明かした。

 来季で37歳を迎えるベテランは、昨年のワールドシリーズ制覇後にも「あと2年」と語っていた。シャンパンファイトの歓喜の中、地元メディア「ドジャース・ネーション」のダグ・マッケイン記者の問いに、あらためて現役生活は残り1年で現役を退く意向を語った。同試合は延長の末にフィリーズの悪送球でサヨナラ勝ちという幕切れで、ドジャースはリーグ優勝決定シリーズへの進出を決めていた。

 マッケイン記者に対し「闘志むき出しのチーム(フィリーズ)を相手に私たちは(勝利を)掴むことができた。シーズン序盤は、よく僅差で負ける試合があったけど、(ポストシーズンという)舞台で(その経験が)生きている」と試合を振り返ったロハス。ファンへのメッセージを問われると「ありがとうと伝えたい。興奮に満ちた冒険だった。ここでの4年間、毎晩全てを出し尽くした。私はここで現役終了することを望んでいる。なぜなら、私は来年シーズン終了後に引退するからだ」と心境を明かした。

 ロハスはメジャーデビューした2014年と、2023年から今季までの4年間をドジャースでプレー。今季はレギュラーシーズンで114試合に出場し、打率.262、7本塁打27打点、OPS.715を残した。ポストシーズンでは6日(同7日)のフィリーズ戦で深い位置で三ゴロをさばくと、三塁を狙った二走のターナーに対して、ベースにヘッドスライディングしてアウトを奪う闘志あふれるプレーを見せていた。

 引退の意向を明かしたベテランに、ファンからはSNSで「マジか~悲しい!!!」「やめて」「この時は来てしまうことはわかっていたけど……」「ミギー引退する時が来たら悲しくなるなあ」「ロハス隊長いなくなったら誰がチーム引っ張って行くのさ……」「来年もドジャースのユニホーム着て引退してもらいたいな。まだまだ必要な戦力です!!」「口うるさいベテラン選手はワールドシリーズ優勝を狙う球団に必要だ」など惜しむ声が寄せられている。チームリーダーに対してワールドシリーズ連覇の勲章を贈ることができるか、ドジャースの戦いが注目される。

(Full-Count編集部)

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