佐々木朗希、史上初の「8.9.10」 異次元だった36球…23歳で成し遂げた新たな偉業

ポストシーズン勝利チームで史上初の快挙
【MLB】ドジャース 2ー1 フィリーズ(日本時間10日・ロサンゼルス)
ドジャースの佐々木朗希投手は9日(日本時間10日)、本拠地で行われたフィリーズとの地区シリーズ第4戦で、同点の8回から登板。3回を投げて1人の走者も許さない“完全投球”を披露した。米メディアは、この快投をポストシーズン史上初の記録だと紹介した。
ドジャースが地区シリーズ突破を決めた同試合で、佐々木はドジャースが同点に追い付いた直後の8回から登板。強打者のシュワーバーやハーパーらを圧倒し、延長10回まで3イニングで36球を投げ、1人の走者も許さなかった。レギュラーシーズン終盤に救援に配置転換されてから最長のイニングだったが、さらに投球内容は凄みを増した。
データに特化した米スポーツメディア「オプタ・スタッツ」は同試合での好投を「MLBのポストシーズン史上、シリーズを勝ち越しを決めた試合で8回、9回そして10回にパーフェクピッチングをした投手はただ1人。そのただ1人は昨日のドジャースのロウキ・ササキ――23歳のルーキーだった」と紹介。終盤の“完全投球”が史上初の快挙の記録に結びついたことを強調した。
前半戦は調子が上がらず、負傷者リスト入りを経ての大活躍に、メディアやファンは熱視線を注いでいる。SNSでは「ロウキが泣いているミームを投稿した人たちは、どこ?」「フィリーズのファンとスポーツメディアが、ドジャースのブルペンにたどりつけばこっちのもの、と言ったときのこと、覚えてる?」「今年のプレーオフで8回にドジャースのリリーフ陣がゼロに抑えたのはこれが初めて」「今年の素晴らしいサクセスストーリー」「彼をこの先何年も見るのは楽しくなる」「ここまでのドジャースのポストシーズンMVP」など称賛のコメントが続出している。
(Full-Count編集部)