千賀滉大にトレードの可能性 NYメディア指摘…メッツに迫られる決断「何かを諦めねば」

ニューヨークのTV局「SNY」電子版が記事を公開
今季7勝6敗に終わったメッツ・千賀滉大投手の今後は――。ニューヨークのTV局「SNY」電子版は右腕の“放出”の可能性に言及した。千賀は9月5日(日本時間6日)にマイナー降格を受け入れ、そのまま3年目のシーズンを終えていた。
「SNY」電子版は10日(同11日)、「残すか出すか:メッツはコウダイ・センガをトレードすべき?」のタイトルで、右腕の今後について予想した。「SNY」はメッツがポストシーズンに進出できなかった要因について「諸悪の根源は先発投手陣だった」と言及。続けて「メッツの2025年のローテーションに最も影響を与えたのは、コウダイ・センガの登板内容だった」と指摘した。
千賀はメジャー3年目の今季、6月までは防御率1点台をマーク。しかし6月12日(同13日)のナショナルズ戦でベースカバーに入ろうとし、一塁手アロンソからの悪送球に足を伸ばした際に負傷。1か月の離脱を余儀なくされた。
怪我の影響があったのか、復帰後の千賀は白星を掴み取ることができなかった。7月11日(同12日)の復帰初戦こそ4回を被安打4、与四球2、4三振とまずまずだったが、7月21日(日本時間22日)からの8先発は防御率6.56。8月31日(同9月1日)の先発後、千賀はマイナー降格を受け入れた。
記事では千賀のトレードが理にかなっている理由として「センガはメカニクスと球種の組み合わせに苦戦しているだけでなく、これまで怪我も多い」と言及。2024年以降、千賀は肩とふくらはぎ、太もも裏の怪我で離脱しており、昨季はわずか1試合登板で、今季も113回1/3で復帰後は未勝利に終わった。
続けて千賀をチームに残したがほうがいい理由も紹介。メジャー1年目の2023年と今年も離脱までは、先発ローテーション投手に相応しい投球を続けており、「伸びしろがある上に今後2シーズンは年俸も比較的お得」と残留させるべき根拠も示した。
記事の最後では「メッツは外部からエースを見つけてくる必要があると言えるし、おそらくそうする。すべてまとめると、何かを諦めねばならない。そして最も合理的なシナリオは、センガをトレード候補としてちらつかせることだ」と、放出と残留の根拠を示し、傘下を含めた先発投手の顔ぶれからして、千賀をトレード候補にすべきだとまとめた。
今季の千賀は22試合に登板し、7勝6敗で防御率3.02。ここ2年は怪我に悩まされる右腕は、メジャー4年目をどういった形で迎えるか、今後のメッツの動きに注目が集まる。
(Full-Count編集部)