歓喜に沸くド軍の横で…絶望し項垂れる24歳 ベンチで取った行動が「絶対泣いちゃう」

24歳右腕が痛恨の悪送球で終戦
9日(日本時間10日)に行われたドジャースとの地区シリーズ第4戦で、フィリーズは悪送球で延長サヨナラ負け。痛恨のミスが今季の戦いを終わらせる形となったが、直後のベンチでの光景を見たファンから感動の声が続出している。
フィリーズ1勝2敗で迎えた第4戦は延長11回2死満塁、パヘスの打球は投前のゴロに終わったかに見えた。だが、5番手のカーカリングは焦ったのか本塁に送球して悪送球に。三走のキム・ヘソンがサヨナラのホームを踏み、地区シリーズの勝敗は決した。
ドジャースが歓喜に沸く一方、カーカリングは両膝に手をついてうなだれ、放心状態のような表情でベンチに戻った。トムソン監督はカーカリングを抱き寄せて声をかけ、胸をポンポンと叩いていた。試合後、トムソン監督は「彼は少しだけ冷静さを失っていた。彼には同情する。彼はすべてを背負っていた。我々は勝つときも負ける時も、それはチームとしてのものだ」と責めなかった。
勝者と敗者の明暗が分かれた光景だったが、フィリーズ側の様子もファンの心に刺さったようだ。試合のハイライトを公開したドジャースの公式YouTube動画には「一流だ」「素晴らしい監督」「いいチームだと思います」「泣ける」「野球は勝ち負けでは無くドラマですよね」「若きカーカリングを励ます姿に感銘を受けた」「私だったら絶対に泣いちゃうね」「監督の仕事はいろいろある」「監督の行動は素晴らしいですね」「見事だよ、トムソン」「大将の器とは、こういうことか」「寄り添う姿に胸が締め付けられる」などの称賛コメントが溢れた。