大谷翔平の打席を巡り“大喧嘩” 米番組で賛否を激論…収まらぬ怒り「間違っている!」

ドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】
ドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】

地区シリーズ第4戦の大谷への敬遠が引き金に…

 ドジャース・大谷翔平投手への“対応”をめぐり、米国内もヒートアップしている。米スポーツ局「MLBネットワーク」の番組「MLBセントラル」では、9日(日本時間10日)に行われたフィリーズとの地区シリーズ第4戦で、大谷の打席内容をめぐって出演者が“ケンカ”する一幕があった。

 引き金となったシーンは0-1で1点を追うドジャースの7回の攻撃。2死二、三塁で大谷を迎えたフィリーズベンチは、申告敬遠を選択した。満塁となり、打席に立ったベッツは押し出し四球を選んで同点に追いついた。マウンドにいたのは、勝負所と踏んで早めに投入された守護神のヨハン・デュランだった。

「MLBセントラル」では、シーズン55本塁打の強打者とはいえ、敬遠時まで地区シリーズで打率.059と低迷した大谷との勝負を避けた作戦について激論。公開された動画では司会を務めるブライアン・ケニー氏が「(敬遠は)間違いだ」とキッパリ言うと、元レッズで同局のアナリストを務めるショーン・ケイシー氏が「いや。そうは思わない。確かに(ポストシーズン)26打数4安打だったから、一瞬そう思ったけど関係ない」と反論した。

 やりとりはさらにヒートアップ。ケニー氏が「9月のベッツは打率.550だぞ!」とやり返せば、ケイシー氏は「関係ない」。これに被せるようにケニー氏が「(ベッツの長打率は)プレーオフ.600だ!」と鬼の剣幕でまくしたてた。

 敬遠に“賛成派”のケイシー氏「でも(守護神の)デュランがいるだろ! その為に彼を獲得して……」と興奮状態。“反対派”のケニー氏は「じゃあ結果はどうなった?!」と大声で応戦。ケイシー氏は「ああ、上手くいかなかったよ。でもそれも野球の一部だろ!」。ケニー氏は「満塁にしなければ押し出しがなかっただろ!」とたたみかけていた。

 ケイシー氏は「完璧に間違っている。聞け。それでもオオタニは球界で最高の打者の1人だ。MVP。満塁にしてフォースアウトを狙った方がいい」。応酬するケニー氏は「(大谷の)次の打者と対戦する為に(デュランを)獲得した訳じゃないだろ?」。ケイシー氏は「NO! NO! NO! 右対右(のベッツ)だからだ! ベッツが球界屈指の打者だということはわかっている。結果はそうなったけど、デュランはあまり四球を与えない」と大声をあげた。

 第4戦のポイントとなった7回の攻防。米国内でも賛否は分かれている。

(Full-Count編集部)

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