ド軍戦前日…敵将の“恒例行事”に喝采 日本メディアへの対応に米記者も笑顔「これが好きなんだ」

会見に出席したブルワーズのパット・マーフィー監督【写真:真柴健】
会見に出席したブルワーズのパット・マーフィー監督【写真:真柴健】

マーフィー監督としては恒例の対応

 日本メディアだけではなく、米国メディア関係者も笑顔になる場面だった。ブルワーズのパット・マーフィー監督は12日(日本時間13日)、ドジャースとのリーグ優勝決定シリーズの前日会見に登場。会場に現れると、初めて会う記者に自己紹介をさせた。

 13日(同14日)からのシリーズではドジャースと戦うこともあって、日本人記者も多く姿を見せており、マーフィー監督は「日本から来たレポーターは全員立ってもらっていいかい?」と記者たちを立たせ、「君の名前を教えてくれないか?」と1人1人に名前を聞いた。

 日本メディア以外にも、海外メディア、カメラマンなど会見場にいた総勢56人が自己紹介した。マーフィー監督が初対面の記者に自己紹介をさせるのは恒例の光景でもある。

 この光景に米国メディアも続々と反応。地元紙「ミルウォーキー・ジャーナルセンチネル」のブルワーズ番トッド・ロジアック記者はX(旧ツイッター)に「今日、マーフ(マーフィー監督)は日本メディアに立ってもらって、自己紹介をしてもらっている。いつも何か楽しいことがある(笑)」と記した。

 米スポーツ局「ESPN」のカブス番ジェシー・ロジャース記者は「パット・マーフィーは、記者会見前にドジャースの取材のために日本から来ているレポーター全員に立ってもらい、自己紹介をしてもらっている……ナ・リーグ優勝決定シリーズが始まろうとしている」と投稿。地元ラジオ局「620 WTMJ」の番組司会者ドミニク・コトロネオ氏は「記者会見で行うこととして、マーフィーがこれが好きなんだ」とつづった。

 日本メディアはドジャースとの対戦のため多く詰めかけたという事情はあるが、互いに負けられない戦いを前にマーフィー監督の気さくな人柄が見えた光景だった。

(Full-Count編集部)

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