佐々木朗希、9回登板も1失点で降板 1安打2四球と乱調…リーグ優勝決定Sに登板も

ポストシーズン5度目の登板で初めて崩れる
【MLB】ドジャース 2ー1 ブルワーズ(日本時間14日・ミルウォーキー)
ドジャース・佐々木朗希投手は13日(日本時間14日)、敵地で行われたブルワーズとのリーグ優勝決定シリーズ第1戦で、2点リードの9回に登板し、1安打2四球で初失点を喫してピンチを招いたところで降板となった。最速は99.3マイル(約159.8キロ)だった。
先発スネルが8回10奪三振無失点の好投で、2点リードの最終回に2番手としてマウンドを託された。しかし、制球が定まらず100マイルを超える速球も出なかった。
先頭のダービンは2球目のフォーシームで三飛に打ち取った。だが、続くコリンズには救援登板で初めての四球を与えると、代打バウアーズにはフルカウントからエンタイトル二塁打で1死二、三塁のピンチを招いた。さらにチョウリオには中犠飛で救援としては初失点を喫し、1点差に。続くイエリッチは四球を与え、2死一、三塁となったところでトライネンに交代となった。1安打2四球で22球を投げ、ストライクは10球だった。
佐々木は5月中旬に右肩インピンジメント症候群で負傷者リスト(IL)入り。8先発して1勝1敗、防御率4.72だった。その後は8月からマイナーで実戦復帰。9月24日(同25日)のメジャー再合流以降は救援として起用されている。レギュラーシーズンでは2試合に登板した。
ポストシーズンに入ると、一気に存在感が高まる。レッズとのワイルドカードシリーズ第2戦で初登板を果たし、9回を1回無安打無失点に封じて“胴上げ投手”になった。フィリーズとの地区シリーズでは第1戦で日米通じて初のセーブをマーク。第2戦も9回2死一、三塁から緊急登板して2球でセーブを挙げた。
さらに第4戦は1-1の8回から登板。シュワーバーから始まる上位打線を8球で3人で抑えると、9回も続投した。リアルミュートを100.2マイル(約161.2キロ)のフォーシームで空振り三振に仕留めるなど再び3者凡退。さらに延長10回もマウンドに上がり、3イニングで36球を投げてパーフェクト投球。チームの勝利に大きく貢献した。