直近20の1でも…大谷翔平が与える“恐怖” エドマン明かす価値「存在は大きい」

ブルワーズ戦で3度出塁したドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】
ブルワーズ戦で3度出塁したドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】

大谷は直近20打数1安打も…第1戦は3四球で出塁

【MLB】ドジャース 2ー1 ブルワーズ(日本時間14日・ミルウォーキー)

 ドジャース・大谷翔平投手は13日(日本時間14日)、敵地で行われたブルワーズとのリーグ優勝決定シリーズ第1戦に「1番・指名打者」で先発出場。2打数無安打ながらも1四球、2度の申告敬遠で出塁した。試合後のクラブハウスでは、トミー・エドマン内野手が大谷の存在の“大きさ”に言及した。

 大谷はレッズとのワイルドカードシリーズ初戦で2本塁打を放ったものの、フィリーズとの地区シリーズでは18打数1安打の打率.056と不振に陥った。リーグ優勝決定シリーズ第1戦は第2打席が左飛、第4打席は一塁ゴロに倒れ、直近20打数は1安打にとどまっている。

 それでも、第1打席は左腕アシュビーから四球を選ぶ、5回1死二塁の第3打席は申告敬遠、1-0の9回の第5打席も申告敬遠となった。その後、相手守護神ウリーベはムーキー・ベッツ内野手に押し出し四球。その裏に1点を返されたことを鑑みれば、大谷の敬遠はかなり大きなポイントだった。

 試合後のドジャースのクラブハウスでは、エドマンが取材に応じた。報道陣から3出塁した大谷は復調のきっかけを掴み始めているか、と問われると「彼の存在は打線にとって大きい。彼の調子に関わらずね」と称えた。「相手チームは彼を意識した作戦を立ててくるし、状況によっては彼を避けてくる。あの敬遠がムーキーの決勝打につながったよね。あれは試合の大きな部分だった」と話した。

 一方でエドマン自身は4回にヒットを放った。しかし直後に珍事が起きた。マックス・マンシー内野手の特大飛球を中堅手フリリックがフェンス際でジャンプして一度グラブに収めるも、弾いて地面につく前に再捕球。しかし、キャッチする前にフェンスにボールが当たっていた。三走のテオスカー・ヘルナンデス外野手は本塁で憤死し、直後に捕手のコントレラスが三塁を踏んでアウトとした。

 エドマンは「何が起こったのか合図していた審判は1人だけだったと思う。レフトのポール際にいた審判です。だから、何が起こったのかよく分からなくて、それが混乱につながったんだと思うよ」と、二塁上で見た併殺を振り返った。

(Full-Count編集部)

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