佐々木朗希は「問題ないさ」 米殿堂右腕が語った再浮上の鍵「更によくなる」

PS5登板目でついに初失点…トライネンがセーブ
【MLB】ドジャース 2ー1 ブルワーズ(日本時間14日・ミルウォーキー)
ドジャースの佐々木朗希投手は13日(日本時間14日)、敵地で行われたブルワーズとのリーグ優勝決定シリーズ第1戦の9回から登板した。しかし制球が安定せず、ポストシーズン初失点を喫した。一方で、米野球殿堂入り右腕のペドロ・マルティネス氏は「ササキは問題ないさ」と擁護の姿勢を示した。
2-0で迎えた9回、佐々木は先頭のダービンを2球で三飛に打ち取るも、続くコリンズには四球を与えた。代打バウアーズにはエンタイトル二塁打で1死二、三塁のピンチを招き、チョリオには中犠飛で1点を返された。さらにイエリッチは四球を与え、2死一、三塁となったところで降板した。
トライネンがどうにかしのぎ切ってチームは辛勝したものの、ここまでポストシーズンで抜群の安定感を見せていた“守護神”の乱調に不安の声が広がった。一方で、サイ・ヤング賞3回を誇り、通算219勝のマルティネス氏はX(旧ツイッター)を更新。「ササキは問題ないさ。ボールの感触をもう少し(改善する)必要があると思うけど、彼は大丈夫だろう」と話した。
さらに「救援投手は超単記記憶でいるように教えられている。ボールの感触(がよくなったら)彼は更によくなるだろう」とし、不安視する声を一蹴した。
佐々木は5月に右肩を負傷し、8月末にマイナーで実戦復帰。9月24日(同25日)のメジャー復帰後はリリーフとして登板している。ブルペンの“救世主”として無失点投球を続け、ポストシーズンでは地区シリーズまでの4登板で無失点。ついに初失点となったものの、レジェンド右腕の言葉通りに今後の復調に期待したい。
(Full-Count編集部)