佐々木朗希に起きていた“異変” LA記者の懸念「少し落ちていた」…消えた本来の姿

PS計8試合中5試合に登板…地区S第4戦は3イニング
【MLB】ドジャース 2ー1 ブルワーズ(日本時間14日・ミルウォーキー)
“異変”は一過性のものなのか。ドジャース・佐々木朗希投手は13日(日本時間14日)、敵地で行われたブルワーズとのリーグ優勝決定シリーズ第1戦の9回から登板するも、0回2/3を1安打2四球1失点で降板となった。LA記者はマウンド上で起きていた変化に注目した。
2-0で迎えた9回、佐々木は先頭のダービンを2球で三飛に打ち取るも、続くコリンズには四球を与えた。代打バウアーズにはエンタイトル二塁打で1死二、三塁のピンチを招き、チョリオには中犠飛で1点を返された。さらにイエリッチは四球を与え、2死一、三塁となったところで無念の降板となった。
それでも、続くトライネンが2死満塁を凌いでチームは勝利したが、ここまで守護神として大舞台で活躍してきた佐々木の乱調には不安の声も広がった。果たして何が起きていたのか。地元紙ロサンゼルス・タイムズのジャック・ハリス記者は試合後に自身のX(旧ツイッター)を更新。「ロウキ・ササキについて」とし、投球を振り返った。
「今夜は制球がベストではなかった。さらに、速球の球速も少し落ちていた(ドジャースが今後どこまで彼を投げさせるかを判断する上で考慮すべきポイントだ)」とし、過去4登板の平均球速を指摘。「NLWC第2戦:100.6マイル(約161.9キロ) NLDS第1戦:100.1マイル(約161.1キロ) NLDS第2戦:99.3マイル(約159.8キロ) NLDS第4戦:99.5マイル(約160.1キロ) 今夜:98.0マイル(約157.7キロ)」とした。
この日は100マイル超えの剛速球は1球もなかった。前回の地区シリーズ第4戦では8回から3イニングを投げたことで、疲労が影響した可能性もある。デーブ・ロバーツ監督は前日会見で佐々木について「理想を言えば1イニング限定での起用がベストだ。2イニング、3イニングとなると翌日の負担が大きくなるからね」と話していた。“連投解禁”にGOサインを出していたが、果たして今後の起用法はどうなるのか。第2戦以降にも注目したい。
(Full-Count編集部)