逃した序盤の好機…三浦監督「最後まで押し切れなかった」 近本の三盗は「こちらのミス」

東は5回2/3を6安打2失点…序盤に何度もチャンスを作るも先制できず
■阪神 2ー0 DeNA(15日・甲子園)
DeNAは15日、甲子園で行われた阪神とのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第1戦に0-2で敗れた。アドバンテージを含めた対戦成績は0勝2敗となり、セ・リーグ王者に実力を見せつけられた。試合後、三浦大輔監督は「内容どうこうより勝たないといけない試合ですから」と話した。
巨人とのCSファーストステージを劇的な形で連勝し、勢いに乗って敵地へ乗り込んだ。初回は四球と安打などで村上頌樹投手から満塁の好機を作ったが、ホームが遠かった。その後もチャンスを作りながら、最後まで阪神投手陣を打ち崩せずに完封負けを喫した。
三浦監督は試合後、「内容どうこうより勝たないといけない試合ですから。東もよく粘りながら投げてましたけどね」と1勝を取り逃したことに落胆。エースの東克樹投手は5回まで無失点に抑えていたが、6回に落とし穴が待っていた。
両軍無得点で迎えた6回。先頭の近本光司外野手が遊撃内野安打で出塁すると、犠打で二塁へ。続く森下翔太外野手の初球、近本が完璧なスタートを切って三盗に成功し、森下がシュートを中前に弾き返して先制点を奪われた。三浦監督は「徹底できなかったこちらのミスだと思います。徹底させられなかったというところですね。こちらが」と振り返った。
もっとも、先取点を奪われる前にDeNAには何度もチャンスがあった。村上に対して初回、3回、5回と2人以上の走者を出しながら1点も奪えず。「その前ですよね。ずっと押していた中で最後まで押し切れなかったというところですよね。チャンスは作っていたんですけどなかなか点を取らせてもらえなかったってところですね」と話し、先制できなかった打線に肩を落とした。
(Full-Count編集部)