山本由伸は「ほぼ完璧だった」　衝撃の9回1失点完投で8年ぶり快挙…米メディア称賛相次ぐ

ドジャースでは2004年ホセ・リマ以来のPS完投

【MLB】ドジャース 5ー1 ブルワーズ（日本時間15日・ミルウォーキー）

　まさに圧倒的だった。ドジャース・山本由伸投手は14日（日本時間15日）、敵地で行われたブルワーズとのリーグ優勝決定シリーズ第2戦に先発登板。9回3安打1失点7奪三振でメジャー初完投を達成した。大舞台で見せた快投に、米敏腕記者も「ほぼ完璧だった」と脱帽した。

　初回先頭のチョウリオに初球96.9マイル（約155.9キロ）のフォーシームを捉えられ、いきなりの被弾。敵地はいきなり沸き立った。しかし、その後はエースが沈黙させる。2回以降も5回まで走者を許すも、6、7、8回は3者凡退に仕留める粘りの投球。打線も5得点で援護した。

　9回のマウンドに上がった山本は中飛、一ゴロとして2アウト。最後はボーンを三振に打ち取り、完投劇を締めくくった。9回111球を投げて3安打1失点1四球、7奪三振だった。

　米スポーツ局「ESPN」のジェフ・パッサン記者は直後に自身のX（旧ツイッター）を更新。「ドジャース右腕のヨシノブ・ヤマモトが、ポストシーズンでは実に8年ぶりとなる完投試合を達成した。最後に完投を記録したのは、2017年のこの日、ALCS第2戦でのジャスティン・バーランダーだった。先頭打者に本塁打を許した後はほぼ完璧な投球を見せた。ドジャースはNLCSで2勝0敗のリードを奪った」と称賛した。MLB公式Xも「ヨシノブ・ヤマモトが111球で完投を成し遂げた」と速報した。

（Full-Count編集部）