テオスカー苦笑い「外野に打球が飛んでこない」 由伸の支配的な111球「最高だ」

ブルワーズ戦で力投したドジャース・山本由伸【写真:ロイター】
ブルワーズ戦で力投したドジャース・山本由伸【写真:ロイター】

右翼のT・ヘルナンデス「外野に打球が飛んでこないんだ。いいことだ」

【MLB】ドジャース 5ー1 ブルワーズ(日本時間15日・ミルウォーキー)

 ドジャースのテオスカー・ヘルナンデス外野手は14日(日本時間15日)、ブルワーズとのリーグ優勝決定シリーズ第2戦に「6番・右翼」で出場し、同点の2号ソロを放つなど2安打1打点の活躍を見せた。「チーム全体でいい打席を重ねてプレッシャーをかけ続けることができた。自分たちの仕事をすることが大事。得点を重ねようとする姿が大切なんだ」と大きくうなずいた。

 1点を追う2回1死、リーグ最多勝の右腕ペラルタの甘く入ったカーブを捉え、左越えへ4号ソロを放った。ポストシーズン通算28試合で9本塁打。「特に何か特別なことはしていない。ただ、ストライクゾーンに集中して良い球を打つことを意識している。なるべく先発投手には多くの球数を投げさせたい。特にこのシリーズでは早い段階からプレッシャーをかけるのが大事だ。自分の役割は無駄なスイングをせず、チーム全体が勢いに乗るきっかけを作ることだ」と言い聞かせた。

 先発の山本由伸は9回3安打1失点でメジャー初の完投勝利を挙げた。13日(同14日)の第1戦では左腕スネルが8回1安打無失点。「最高だ。対戦しなくていい側にいるのは嬉しいよ。あの2人はキャリアを通して、ずっとああいうピッチングをしてきた選手だから。こちら側で見られるのは本当に嬉しい」と笑顔を見せた。

 外野手としての本音も出た。「ここ2日間ほとんど外野に打球が飛んでこないんだ。それはいいことだよ。次の2試合も同じように、投手陣が自分たちの仕事をし続けられるよう願っているよ」と、第3戦以降に先発するグラスノー、大谷翔平へ期待を込めた。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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