山本由伸に米ファンが“絶句”したワケ「まさか見られるとは」…生まれる前との指摘も

ブルワーズ戦で力投したドジャース・山本由伸【写真:ロイター】
ブルワーズ戦で力投したドジャース・山本由伸【写真:ロイター】

2017年のジャスティン・バーランダー以来のPSでの完投

【MLB】ドジャース 5ー1 ブルワーズ(日本時間15日・ミルウォーキー)

 ドジャース・山本由伸投手は14日(日本時間15日)、敵地でブルワーズとのリーグ優勝決定シリーズ第2戦先発。初回に先頭チュリオに先頭打者弾を浴びたものの、メジャー移籍後初の完投でプレーオフ2勝目(通算4勝目)を挙げた。米ファンも「すごいものを見られた!」「現代野球ではとても無理だと」と、9回を投げ切ったことに脱帽していた。

 初回、先頭のチョウリオに初球96.9マイル(約155.9キロ)のフォーシームを本塁打にされる立ち上がりとなったが、以降はテンポよく打者を打ち取り、スコアボードにゼロを並べた。気づけば9回に入り、最後はボーンを三振に仕留めた。9回111球を投げて3安打1失点1四球、7奪三振だった。

 試合後、米メディアが中でも注目したのは山本が「9回完投」を記録したことだった。メジャーリーグは投手の分業制が進み、小刻みな継投を見せるチームは少なくない。球数制限などもあり、“最後”まで投げ抜くことは非常に難しい。それがポストシーズンという大舞台であればなおさらだ。

 ドジャースの投手がポストシーズンで完投したのは、2004年の地区シリーズでホセ・リマが達成して以来21年ぶり。メジャー全体でも2017年のジャスティン・バーランダー以来、8年ぶりのことだった。

 珍しい完投を見られたことに米ファンも驚きを隠せず、「まさかポストシーズンで完投を見られるとは……」「自分が見たポストシーズンの試合で最もストレスがなかったわ」「初回にホームランを浴びた時はどうなることかと思ったのに」「(記録を知ったファンからは)まだ自分が生まれる前だよ」と反響が広がった。

(Full-Count編集部)

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