鷹、日本ハムに延長10回劇的サヨナラ勝ち 山川穂高が大仕事…アドバンテージ含めて2勝0敗に

サヨナラ勝利で喜ぶソフトバンクナイン【写真:加治屋友輝】
サヨナラ勝利で喜ぶソフトバンクナイン【写真:加治屋友輝】

野村勇のソロで先制するも、松本がレイエスに同点被弾

■ソフトバンク 2ー1 日本ハム(15日・PayPayドーム)

 ソフトバンクが劇的なサヨナラ勝ちで、日本シリーズ進出へ前進した。15日、みずほPayPayドームで行われた「パーソル クライマックスシリーズ・パ」ファイナルステージ第1戦で日本ハムに延長10回にもつれ込む接戦の末に2-1で勝利。先発のリバン・モイネロ投手が7回5安打無失点と好投すると、延長戦の末に接戦にケリをつけ、アドバンテージを合わせて2勝0敗とした。

 2年連続でパ・リーグを制したソフトバンクと、ファーストステージを勝ち上がってきた日本ハムが対峙した初戦。ソフトバンクのリバン・モイネロ投手、日本ハムの達孝太投手の両先発は走者を背負いながらも、粘りのピッチングで、互いにスコアボードにゼロを並べ、6回まで両軍ともに無得点が続いた。

 均衡が破れたのは7回のソフトバンクの攻撃だった。この回からマウンドに上がった田中正義投手から野村勇内野手が左中間ホームランテラス席に飛び込むソロを放ち、待望の先制点を奪った。日本ハムは8回、フランミル・レイエス内野手がパ・リーグの最優秀中継ぎのタイトルに輝いた松本裕樹投手から起死回生のソロを放ち、試合を振り出しに戻した。

 決着は同点のままもつれ込んだ延長10回。ソフトバンクは守護神の杉山一樹投手のあとを受けた藤井皓哉投手が日本ハムの攻撃を無得点に抑えると、その裏に登板した金村尚真投手から先頭の栗原陵矢内野手が四球で出塁。犠打と申告敬遠で一、二塁とし、今宮健太内野手の左前打で満塁。日本ハムは玉井大翔投手をマウンドに送ったが、山川が1球で仕留めた。日本シリーズ進出をかけた短期決戦で、熱戦の末にまず初戦をモノにした。

(Full-Count編集部)

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