大谷翔平が改めて語ったド軍への感謝 2年連続で大舞台…二刀流で仲間と「1試合でも長く」

ドジャースタジアムで会見を行った
ドジャース・大谷翔平投手が15日(日本時間16日)、本拠地ドジャースタジアムで記者会見を行い、ブルワーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズへの意気込みを語った。ドジャースは16日(同17日)に第3戦に臨み、大谷は17日(同18日)の第4戦での先発が予定されている。一問一答は以下の通り。
――左投手との対戦が多くなっている。戦略的に工夫は。
「ラインナップの流れ的に僕のところでレフティが来るっていうのは、そういう風に打線を組んでいると思うので。それはもう分かっていることですし、そこで1本をしっかり打てるかどうか。特にランナーのいる場面で、試合を大きく左右する場面もあるとは思うので、そこで打てるのかもそうですし、ムーキー以降に、ムーキー、テオにしっかりといい形で、まずは繋げるというのが、1番基本的な役割かなとは思うので、しっかりとした打席を送れるように、打席のクオリティを高めていくっていうのがまず最初にやるべきことかなとは思っています」
――初球への積極性を上げているか。
「基本的にはストライクをしっかり振って、ボールを見逃す。これはずっとシーズン中も言っていますし、今更始まったことではないんですけども、それをシーズン中、ポストシーズンに関わらずしっかりと、さっきも言いましたけど、打席のクオリティをしっかりと高めていくというのが、そういうところに繋がってくると思うので。それが結果的にヒットになったりフォアボールをしっかり選べるっていうところに繋がってくるかなと思っています」
――登板翌日の結果がなかなか残せていない。
「去年が逆に言えばあまりサンプル的に少ない、DHだけで臨んでいるシーズンではあったので、比較は単純にはできないですけど、もちろんね、やらないよりやっている方が体力的にきついっていうのはシーズン中も同じことではあるので。それが直接的に関係しているかどうかっていうのは、分からないですし、体感的にはそうではないかなとは思っていますけど。
基本的には打撃に関してはやっぱり自分の思っている構え方であったりとか、技術的な部分っていうのがしっかりしていないと結果に結びつくっていうのは難しい作業ではあるので。ピッチングは、自分がやれることをしっかりやれば、いい結果が生まれてくる可能性が高いところではあるので、あんまり 関係はないのかなとは思っています」
――ドジャースに入ったことを振り返って。
「2年目ですよね。こうやって2回目のポストシーズンも出られて、ここまで勝ち上がってくることができているので、まずそれに感謝したいですし、シーズンも色々な選手と、去年とも違うメンバーで臨んでいるシーズンですけど本当にチーム一丸となってここまできているので、この先もね、1試合でも長くできるように頑張りたいなと思っています」
――監督が登板後のあとの打席は難しいと。
「さっき言った通りですね。はい。同じ質問なので。はい(笑)」
佐々木朗希は「みんなが信頼して送り出している」
――二刀流の調整の難しさにブランクの影響は。
「うーん、どうなんですかね。あまり関係は、さっきも言ったんですけど、ないのかなとは体感では思っているので、はい。シーズンの後半もスケジュール通りにきて、打席もそれなりの感覚では送れてはいたので。さっきの質問と同じ答えにはなるんですけど、あまり関係はないのかなとは感じています」
――朗希の成長をどう感じているか。
「1年目で難しいところでまたこうね、リハビリから帰ってきて、中継ぎに配置転換されて難しいシチュエーションだとは思いますけど、本当に頼もしいピッチングを毎試合毎試合してくれているなと思いますし。守っているみんなもそうですし、ペンチにいるみんなも信頼して送り出していると思うので、安心して見ていられるなとは思っています」
――山本が長いイニングを投げた。大谷はどれくらいいけそうか。
「もちろん2人(スネル、山本)が素晴らしいピッチングでしたし、本当に頼もしいピッチングだったので、僕もそれに負けないぐらい長く投げられたら素晴らしいなとは思いますけど、長いイニングを投げるより、まずはやっぱり、最少失点でゼロに抑えていくっていう。それを中継ぎ、もしくは後ろに繋いでいくっていうのが1番大事だとは思う。1番大事なのは先制点を与えないということがまず先発投手にとっては大事なことじゃないかなとは思っています」
――テオ、キケの打席について。
「テオに関しては、いいところでヒットもホームランも、昨日もそうでしたけど、本当に大きいところで打ってくれて。キケに関しては、決めるところもそうですけど、フォアボールだったり、ランナーがいないところで、ダブル(二塁打)もしくは長打でしっかりとスコアリングポジションに進んでいく。そういうチャンスメークに関しても素晴らしい働きだとは思うので、本当に頼もしい打線の中で本当に切れ目がなくなる。そういう役割かなと思って頼もしく見ています」
リリーフの可能性は「行けと言われれば行ける準備は」
――第1打席ともストライクを見送っていた。球数を投げさせたい意図があったのか。
「そういう状況によって違うんですけど、基本的にはストライクを振ってボールを見送る。あとはゲームプランがあるのでそこはここで言えないですけど、ゲームプランに沿ってチーム全員ができればと思います」
――リリーフで行く可能性は?
「現時点では第4戦の先発と明日の第3戦のオフェンスにしっかりフォーカスして。その先は特には考えていないし、行けと言われれば行ける準備はしたいなと思います」
――2度目のPSで感じることは?
「特に大きく去年と変わったというのはもちろんないですけど。短期決戦はメジャーリーグのポストシーズンだけではなくてそれなりにやってはいますけど。そこまで大きく違うなという印象はないので。一戦一戦大切に。負けが許されるわけではないですけど、一戦一戦集中して次に繋いでいくということがチームでできればいいので。去年と大きく変わったことはないのかなと思います」
――ロバーツ監督の「このままの調子ではWS勝てない」という発言について。
「打てば勝てると思っているのかなと(笑)。打てるように頑張りたいと思っています」
――山本の快投と登板の意気込みについて。
「本当に素晴らしい出来、文句のつけようがないピッチングだったと思うので。由伸のピッチングを見ながら、スネル、グラスノーもそうだと思いますけど、ゲームの中でプランを再確認するように見ていたので。最後は100球を超えていましたけど、変わることなく最後まで安定した素晴らしいピッチングだったのかなと思います」
(Full-Count編集部)