山本由伸の“人間性”溢れる振る舞いに「泣ける」 中継映像で発見「ドヤることなき謙虚さ」

9回111球を投げて3安打1失点1四球、7奪三振で初完投
【MLB】ドジャース 5ー1 ブルワーズ(日本時間15日・ミルウォーキー)
ドジャース・山本由伸投手は14日(日本時間15日)、敵地で行われたブルワーズとのリーグ優勝決定シリーズ第2戦に先発し、9回3安打1失点7奪三振でメジャー初完投勝利を挙げた。エースの役目を果たした後も、山本らしい“人間性”溢れる振る舞いに感動の声が寄せられている。
初回先頭のチョウリオに初球96.9マイル(約155.9キロ)のフォーシームをスタンドに運ばれる立ち上がり。しかし、ここから本領を発揮した。凡打の山を築き上げ、7月7日(同8日)に0回2/3で4安打2四球5失点と打ち込まれたブルワーズ打線を圧倒した。
9回も簡単に2死を奪い、最後はボーンを空振り三振に仕留めた。9回111球を投げて3安打1失点1四球、7奪三振の完投劇。ドジャースの投手がポストシーズンで完投したのは、2004年の地区シリーズでホセ・リマが達成して以来21年ぶりの快挙だった。
最後のアウトを奪うと、山本はバッテリーを組んだウィル・スミス捕手とハグを交わした。その後はナインがマウンドまで駆け寄り、右腕の快投を称えると、“お祭り男”のエンリケ・ヘルナンデス内野手が近寄ってきた時だった。山本は右手で握手し、深々とお辞儀を見せていた。この日も2安打を放ち、ポストシーズン全体で打率.294、OPS1.004と好調の元気印に敬意を示したのかもしれない。

完投後も忘れぬ山本の“礼儀”にファンも注目。「なんか泣ける涙 キケも有難う」「ドヤることなき謙虚さよ お辞儀角度は45度」「Mr. Octoberへ一礼」などと称賛の声が送られた。ドジャースは敵地で2連勝。休養日を1日挟み、16日(同17日)の本拠地での第3戦はタイラー・グラスノー投手、第4戦は大谷翔平投手が先発する。