CSファイナル突破の鍵を握るのは 初戦は日本ハム敗戦も…5打数3安打と大暴れの大砲

日本ハム戦の7回、本塁打を放ったソフトバンク・野村勇【写真:加治屋友輝】
日本ハム戦の7回、本塁打を放ったソフトバンク・野村勇【写真:加治屋友輝】

両軍とも価値ある一発が飛び出す

■ソフトバンク 2ー1 日本ハム(15日・みずほPayPayドーム)

 10月15日に行われた「2025 パーソル クライマックスシリーズ パ」ファイナルステージ第1戦は2-1でソフトバンクが勝利した。この試合で“ハンパじゃないくらいイイはたらき”、略して“パない”はたらきをした選手を両チームから紹介する。

 試合は6回まで0-0と緊迫した投手戦。均衡を破る一発を放ったのは野村勇内野手だった。第1打席はチャンスで三振、続く第2打席も内野フライと相手先発・達孝太投手の前に凡退した。だが、先頭で迎えた7回に投手交代で、2番手・田中正義投手と対峙する。

 初球はスライダーを強振して空振り、フォークを見送ってカウント1-1。続く3球目は同じような高さのストレートにスイングをかけたが、いずれもファウルとなった。そして6球目、キャッチャーが高めのつり球を要求したボールが甘く入り、快音を残した打球はホームランテラスへと一直線。ついに試合を動かした。

 一発で先制を許した日本ハムだが、この男も黙っていない。シーズン32本塁打でホームラン王に輝いたフランミル・レイエス外野手だ。8回、ソフトバンクも継投に入り、リバン・モイネロ投手に代わって2番手は松本裕樹投手がマウンドに上がった。

 レイエスを前に、一発警戒の場面。初球はこの日最速の158キロと力のこもった直球がストライクゾーンに決まる。しかし続く2球目、外側の直球を弾き返すと、高々と上がった打球が逆方向ライトスタンドの中段へ。すぐさま同点に追い付いた。

 この試合は5打数3安打の活躍。ファーストステージ2試合ではいずれも3打数2安打と絶好調だ。昨季は叶わなかったパーソル CS パ突破へ、レイエスの打棒が鍵を握るかもしれない。

「2025 パーソル クライマックスシリーズ パ」期間中、1番“パない”はたらきをした選手に贈られる「#パーソル賞」は、ファン投票により決定される。投票したファンの中から抽選でサイン入りユニホームなど豪華景品が当たるキャンペーンも実施中。

(「パ・リーグ インサイト」編集部)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

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