大谷について…コーチがズバリ「みんな忘れがち」 間近にいるから知る現状「本当にすごかった」

試合前取材に応じたドジャースのアーロン・ベイツ打撃コーチ【写真:小谷真弥】
試合前取材に応じたドジャースのアーロン・ベイツ打撃コーチ【写真:小谷真弥】

「全てに目的を持って取り組んでいる」

【MLB】ドジャース ー ブルワーズ(日本時間17日・ロサンゼルス)

 ドジャースのアーロン・ベイツ打撃コーチは16日(日本時間17日)、ブルワーズとのリーグ優勝決定シリーズ前に報道陣の取材に応じ、大谷翔平投手の打撃不振について語った。「どの打者にも浮き沈みはある。ムーキーにもフレディにもある。ショウヘイのような超人的な存在でも波はある。正直、不調と呼ぶほどのものではないよ」と語った。

 前日15日(同16日)の練習では異例のフリー打撃を行った。32スイングで3連発を含む14本の柵越えをマーク。推定150メートルの特大弾もあった。「フィリーズ戦ではリーグトップクラスの3人の左投手がタフに攻めてきた。だから少しのズレや波があるのは自然なこと。でも、昨日の打撃練習は本当にすごかった。やっぱり特別な選手だと感じたよ」。復調の時は近いと感じているようだ。

 今季は2年ぶりに投手復帰。17日(同18日)の第4戦には先発登板も控えている。投打の準備について、「みんな忘れがちになるけど、投手の準備にも相当な時間とエネルギーを注いでいる。精神面の準備も含めてね。投げる日はどうしても打撃より投球に集中することになる。その分バットを振る時間が減ることもあるが、イラだったりすることはない。全てに目的を持って取り組んでいる」と語った。

「投手の持ち球次第で攻め方は変わる。ショウヘイのようなレベルの選手は常にマークされるし、それは当然のこと。本当に唯一無二の選手ですから」。ベイツ打撃コーチも、あとは結果を待つだけのようだ。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY