守護神で復活…指揮官が忘れぬ佐々木朗希の涙 驚異の成長は「直線的ではなかった」

試合後取材に応じたドジャースのデーブロバーツ監督【写真:荒川祐史】
試合後取材に応じたドジャースのデーブロバーツ監督【写真:荒川祐史】

佐々木朗希の好投を指揮官絶賛

【MLB】ドジャース 3ー1 ブルワーズ(日本時間17日・ロサンゼルス)

 ドジャースの佐々木朗希投手は16日(日本時間17日)、本拠地ブルワーズとのリーグ優勝決定シリーズ第3戦で2点リードの9回に救援登板。3セーブ目をあげた。試合後、デーブ・ロバーツ監督は「彼の成長は、直線的ではなかった」「彼がこの役割を担っていることを、4月や5月の時点で誰も予測できなかっただろう」と復活に感激していた。

 3-1の9回。特大な“ロウキコール”を背にマウンドに上がった。先頭のボーンの初球から99.7マイル(約160.5キロ)を計測。ベッツの好守備で1死を奪うと続く打者を遊飛、最後は空振り三振で切り抜けた。

 鳴物入りで入団したが、開幕から苦戦した。3月29日(同30日)のタイガース戦では1回2/3を3安打4四球2失点でKOされ、ベンチで涙ぐむこともあった。右肩のインピンジメント症候群でリハビリを経て、救援に配置転換。今では守護神としてブルペンを支えている。

 指揮官は「調子がよくなかったり、ベンチで感情的になることもあった。(佐々木が涙ぐむ)写真や映像がたくさん(SNSに)出ていた」と振り返った。「自己反省をし、健康な状態になり、今年の我々にとって再び意識する存在になったことは、彼の闘志を物語っている」と喜んだ。

(Full-Count編集部)

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