佐々木朗希、56年間で初の快挙「3」 守護神として刻んだ偉業「全てをPSで」

地区シリーズ第1&2戦以来のセーブ
【MLB】ドジャース 3ー1 ブルワーズ(日本時間17日・ロサンゼルス)
ドジャースの佐々木朗希投手は16日(日本時間17日)、本拠地で行われたブルワーズとのリーグ優勝決定シリーズ第3戦で9回から救援登板。1回無安打無失点でセーブを挙げた。LA記者によると、史上初の快挙を成し遂げたという。
第1戦では、2/3回を投げて1安打2四球で1失点とまさかの乱調だったが、見事に復活を遂げた。先頭のボーンの初球から99.7マイル(約160.5キロ)を計測。ベッツの好守備で1死を奪うと続く打者を遊飛、最後は空振り三振で切り抜けた。最速は99.8マイル(約160.6キロ)だった。
佐々木はポストシーズンに入ってから“守護神”に就任。フィリーズとの地区シリーズ第1戦で日米通じて初セーブを挙げると、第2戦は9回2死一、三塁から緊急登板して2セーブ目を記録した。地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のビル・シェイキン記者によると、「1969年にセーブが公式記録となって以降、キャリア最初の3セーブすべてをポストシーズンで挙げた初の投手」に佐々木がなったという。
舞台が大きくなればなるほど経験値や実績が少ない選手が試合の最後を締めくくることは当然少ない。しかし、ドジャースは佐々木がメジャーに合流する前からブルペンが大不振で信頼できる投手があまりいなかった。そうした環境もあり、佐々木にはレアな記録が生まれたとも言える。
(Full-Count編集部)