DeNAオーナー、ファンに謝罪「申し訳ない」　4年連続Aクラスも「喜ぶチームではなくなった」

4年連続Aクラス入り…「Aクラスでも喜ぶチームではなくなった」

■阪神 4ー0 DeNA（17日・甲子園）

　DeNAは17日、甲子園で行われた阪神とのクライマックスシリーズ（CS）ファイナルステージ第3戦に0-4で敗れた。3連敗でアドバンテージを含めたシリーズ成績は0勝4敗となり、2年連続の日本シリーズ進出とはならなかった。試合後、南場智子オーナーはリーグ優勝を果たせずファンに謝罪の言葉を述べた。

　DeNAは2021年から指揮を執った三浦大輔監督のもとで、2022年から4年連続Aクラス入り。昨年は3位からCSを勝ち進み、26年ぶりの日本シリーズ制覇に導いた。今季も71勝66敗6分けの2位だっがた、阪神に13ゲーム差をつけられて2位。南場オーナーは9月29日に自身のX（旧ツイッター）を更新し、三浦監督からの辞意の申し出を「球団としてこれを受理致しました」と報告していた。

　この日、阪神に3連敗を喫してチームの今季が終了した。南場オーナーは「一番はレギュラーシーズンの優勝、そして日本シリーズ連覇を狙っていたんですけど、それが叶わず悔しいシーズンになってしまいました。ファンの方と約束していたリーグ優勝を達成できなくて本当に申し訳ありませんでした」と、報道陣の取材冒頭で謝罪の言葉を述べた。

「今日から準備を始めて、強くなっていると思いますので、だいぶ怪我人も次々と出てなかなか戦力が揃わない中でも何とか戦い抜けるチームになってきましたし、若手も育ってきていて、そういった意味ではチームは機能し始めて、育成も含めて機能していると思います。何と言ってもAクラスでも喜ぶチームではなくなった。そういった意味では5年間指揮を執ってくれた三浦監督に本当に感謝しています」と、この日退任した三浦監督への思いも伝えた。

　来季こそ狙うセ・リーグの頂点。「来年培ったものを引き継いで、さらにだけどまだ、反省しないといけないポイントも多いので、そこをしっかりシューティングできる体制で来季に目標を繋いでいきたいと思います。三浦さんが目標にしていたリーグ優勝を次の体制でしっかりと実現して参りたいと思います。1年間本当にありがとうございました」と前を向いた。新体制については「割とすぐ」に発表するという。

（Full-Count編集部）