CSファイナル第2戦、勝負を決めた柳田悠岐の一発 「アドレナリンMAX!」の大活躍

福島蓮が自身初の2桁奪三振、柳田悠岐は試合を決める一発
16日に行われた「2025 パーソル クライマックスシリーズ パ」ファイナルステージ第2戦は3-0でソフトバンクが勝利した。試合で“ハンパじゃないくらいイイはたらき”、略して“パない”はたらきをした選手を両チームから紹介する。
連勝で一気に王手をかけたいソフトバンク。先発の有原航平投手は粘りの投球で6回無失点に抑えるものの、相手先発の福島蓮投手の前に7回までわずか2安打と苦戦を強いられ、初戦に続く投手戦に。しかし8回、先頭の山川穂高内野手の内野安打をきっかけに、チャンスが訪れる。
1死一、二塁の好機に打席を迎えたのは、長年主力としてチームを引っ張り、何度も優勝、日本一に導いてきた柳田悠岐外野手だ。ここで日本ハムは上原健太投手に交代。初球は低めに外れてボール、2球目はファウルでカウント1-1となる。そして3球目、外角のボールを流すと、打球はレフトスタンドへと吸い込まれていった。
打った本人も「アドレナリンMAX!」とコメント。重苦しい空気を振り払う一発で、勝負を決めた。昨年届かなかった日本一の栄冠へ、今後の戦いでの活躍にも期待したい。
初戦を落とした日本ハムは、2戦目の先発に高卒4年目・福島蓮投手を送り出す。初回を3者凡退に打ち取ると、そのまま相手打線の1巡目を完璧に封じる。4回には二塁打でこの日初安打を許すも、3つのアウトはすべて空振り三振。前半戦をわずか2安打無四球の投球で終える。
6回も無失点に抑え、7回は先頭の中村晃外野手を150キロを超えるストレートで押して空振り三振、続く牧原大成内野手、今宮健太内野手からもキレある変化球を駆使して空振りを奪い、3者連続三振に。7回まで2安打1四球10奪三振と圧巻のピッチングを見せた。
7回を終えた時点で116球を投じながらも、8回のマウンドへ。しかし、1死一、二塁とピンチを招いて降板すると、後を受けた上原健太投手が一発を浴び、ついに先制を許してしまう。結果としては最後が悔やまれる内容となったが、連敗は何としても避けたいこの一戦で、自身初の1試合2桁奪三振と圧巻のパフォーマンスを発揮した。
「2025 パーソル クライマックスシリーズ パ」期間中、1番“パない”はたらきをした選手に贈られる「#パーソル賞」は、ファン投票により決定される。投票したファンの中から抽選でサイン入りユニホームなど豪華景品が当たるキャンペーンも実施中。
(「パ・リーグ インサイト」編集部)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)