CSファイナルで4戦4発…鷹の野手陣も呆然 レイエスの打棒が崖っぷち日ハムの救世主に

試合に敗れたソフトバンクナイン【写真:加治屋友輝】
試合に敗れたソフトバンクナイン【写真:加治屋友輝】

野村勇はシリーズ2本塁打

 18日に行われた「2025 パーソル クライマックスシリーズ パ」ファイナルステージ第4戦は9-3で日本ハムが勝利した。試合で“ハンパじゃないくらいイイはたらき”、略して“パない”はたらきをした選手を両チームから紹介する。

 ようやく1勝を挙げ、ここから反撃に転じたい日本ハムは、北山亘基投手をマウンドへ送るが、初回に中村晃外野手の適時三塁打を浴びて先制を許してしまう。しかし、前日に火が付いた打線は3回、再びつながりを見せる。

 1死から四球で一塁に走者を置くと、山縣秀内野手が放った打球はフェンスに直撃。打球が思わぬ方向へ跳ね返り、処理が遅れて三塁打となる。ここでフランミル・レイエス外野手は続く初球、外角のフォークを完璧に捉え、2試合連発となる2ランに。一気に逆転に成功した。

 完全に試合の流れを奪った打線はその後も得点を重ね、7回には再びレイエスがダメ押しの2ランを放つ。これも打った瞬間の当たりで、相手野手陣もあ然。このシリーズは打率.533、4本塁打と圧倒的な打棒でチームを引っ張っている。

 ソフトバンクは一挙4点を奪われ、逆転された直後の3回、野村勇内野手が先頭で打席に入る。その初球、相手先発の北山が投じた外角の変化球に合わせると、打球は伸びて右翼のホームランテラスへ。すぐさま反撃する一発で、2点差に追い上げた。

 初戦に先制ソロを放った一方で、今シリーズここまでの安打は2本塁打のみ。前日は伊藤大海投手の前に3三振に倒れた。チームもこの2試合で日本ハムに押され気味ではあるが、残り2試合で1勝すればパーソル CS パ優勝とまだ有利な状況。野村のさらなる活躍で、日本シリーズ進出を決められるか。

「2025 パーソル クライマックスシリーズ パ」期間中、1番“パない”はたらきをした選手に贈られる「#パーソル賞」は、ファン投票により決定される。投票したファンの中から抽選でサイン入りユニフォームなど豪華景品が当たるキャンペーンも実施中。

(「パ・リーグ インサイト」編集部)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY