大谷翔平“クソガキ”発動の裏で…発見した勲章 米ファン感銘「本当にクレイジー」

MVPを受賞したドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】
MVPを受賞したドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】

第4戦で1試合3HR&7回途中無失点10K…シリーズMVPを受賞

 ドジャース・大谷翔平投手は17日(日本時間18日)、ナ・リーグ優勝決定シリーズ第4戦に「1番・投手兼指名打者」で先発出場。打者として1試合3本塁打、投手としても6回0/3を無失点、10奪三振の大活躍でシリーズMVPを受賞した。セレモニー後、球団公式カメラマンが捉えた、お茶目な表情と対照的な“痕”に米ファンも驚いている。

 ポストシーズンで不振に陥っていた大谷が、圧倒的な輝きを見せた。初回のマウンドは先頭を歩かせたものの、3者連続三振を奪うと、直後に先頭打者本塁打を叩き込んだ。4回には飛距離469フィート(約142.9メートル)の超特大弾を放ち、7回の第4打席はMVPコールの中、左中間へ運び1試合3発を運んだ。ポストシーズン史上11人目の1試合3本塁打だった。

 ドジャースは4連勝を飾ってシリーズを突破。試合後はフィールドで特設ステージが作られ、ナインはリーグ優勝記念Tシャツを着用してセレモニーに参加した。大谷は歴史的な活躍を見せたことでシリーズMVPを受賞。「みんなを代表してこれをもらっている。あと4つ全力で勝ちに行きたいと思います」などと話した。

 一夜明けて球団カメラマンのジョン・スーフー氏は自身のインスタグラムを更新。「ショウがMVP」とし、壇上を降りてトロフィーを掲げる大谷の写真を投稿した。大谷は目を見開き、口角を上げて喜びを表現。“クソガキ”感満載の瞬間に「おちゃめな性格」「かわいい!」「最高の写真」とファンも興奮する中、右腕に注目する声も寄せられた。

 Tシャツを捲し上げて浮き彫りになった腕。右肘にはくっきりと手術痕が浮かび上がっている。「あのあの大きな傷痕。前回のトミー・ジョン手術からここまで成し遂げていることは本当にクレイジー」「肘の傷痕も全部ひっくるめ」「大きな傷痕」と米ファンも驚きを隠せなかった。

トロフィーを掲げるドジャース・大谷翔平【写真提供:ジョン・スーフー/ドジャース】
トロフィーを掲げるドジャース・大谷翔平【写真提供:ジョン・スーフー/ドジャース】

 大谷は2018年9月にトミー・ジョン手術を受け、2023年9月に右肘に2度目のメスを入れた。ドジャースに移籍した昨年は打者に専念し、パワーとスピードで歴史に名を刻んだ。そして今年6月に投手として復帰。ワールドシリーズ進出を決めた大一番で、“本来の姿”で最高のパフォーマンスを見せつけた。

【実際の様子】大谷翔平が“クソガキ”発動も…米ファンが驚いた右肘の“勲章”

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