見る必要すらなかった大谷の打球「恥ずかしそうに目を」 米記者も同情した“悲しい反応”

大谷はキンタナ→パトリック→メギルを粉砕した
ただ、俯くしかなかった。ドジャース・大谷翔平投手は17日(日本時間18日)、ナ・リーグ優勝決定シリーズ第4戦に「1番・投手兼指名打者」で先発出場。1試合3本塁打&7回途中無失点10奪三振の活躍でシリーズMVPを受賞した。投打にわたる圧倒的な活躍。米記者はバッテリーの“反応”に注目した。
大谷は初回、3者連続奪三振の快投で自ら流れを作ると、その裏に左腕キンタナから確信の先頭打者弾を叩き込んだ。打球速度116.5マイル(約187.5キロ)、飛距離446フィート(約135.9メートル)の一発だった。さらに4回には右腕パトリックから飛距離469フィート(約142.9メートル)の場外アーチをかけ、7回にはメギルから左中間へ一発を叩き込んだ。
中でも、米スポーツ局「ESPN」のダン・ウェッツェル記者が注目したのが2本目のアーチだった。自身のX(旧ツイッター)にて「投手と捕手の両方が、恥ずかしそうに目をそらす様子が……」と綴り、パトリックとコントレラスが同時に下を向く場面を添えた。ともに大谷が打った瞬間に確信したのか、打球の行方を一瞥することなく、気落ちする様子がひと目でわかる。
試合後には3発目を献上したメギルが取材に応じた。メギルも即座に被弾を確信したのかマウンド上で吠え、打球を見送ることはなかったが、「6イニング以上投げて3本塁打。100年間で誰も見たことがないと思う。先発として素晴らしいピッチングで、どうすることもできなかった」とただただ脱帽していた。