MVPに“困惑”? 大谷翔平が見せた行動…中継映像で発見「最高」「謙虚のかたまり」

第4戦は1試合3HR&7回途中無失点10K
栄誉のはずが“不満”だったのか。ドジャース・大谷翔平投手は17日(日本時間18日)、ナ・リーグ優勝決定シリーズ第4戦に「1番・投手兼指名打者」で先発出場。打者として1試合3本塁打、投手としても7回途中無失点10奪三振の大活躍を見せた。試合後にはシリーズMVPを受賞したものの、「翔平らしいというか笑」「こんな顔するの翔平しかいなさそう」と意外な場面が中継映像に映っていた。
第1~3戦までは出塁率.357の一方で11打数2安打の打率.182、1打点1盗塁と本調子ではなかった。しかし“リアル二刀流”で出場した第4戦で大爆発する。初回のマウンドは先頭を四球を出した後に3者連続奪三振。その直後に先頭打者弾を叩き込み、4回、7回もアーチをかけてポストシーズン史上11人目の1試合3発を記録した。
ドジャースは4連勝でシリーズ突破を決めると、ナインはリーグ優勝の記念Tシャツを着てグラウンドに登場した。ワールドシリーズ出場を祝う中、特設ステージの壇上に上がり、シリーズMVPの発表を待った。
その時だった。デーブ・ロバーツ監督が最前列にそっと近づくと、大谷は不機嫌そうな表情を浮かべた。その数秒後、キャスターからシリーズMVPが大谷と発表された。大谷は「声援が力になりましたし、みんなを代表してこれをもらっている。あと4つ全力で勝ちに行きたいと思います」と意気込みを語り、「みなさん今日は美味しいお酒を飲んでください」と話した。
話題を呼んだのが映えあるMVPの快挙にも“不機嫌”そうな大谷だった。「あんまり嬉しそうじゃない汗」「『えー良いよ』的な顔で困惑する翔平」「謙虚のかたまり」「もーーーーーーーーーーーー最高」「目標はもっと先にあるのでこのトロフィーには興味無いんでしょうね」などとファンも注目した。
リーグ優勝決定シリーズMVPは確かに様々な候補者がいた。大事な第1戦で8回1安打無失点10奪三振の力投を見せたブレイク・スネル投手、第2戦では球団21年ぶりのポストシーズンでの完投を記録した山本由伸投手など、大谷以外にも貢献していた選手は少なくない。大谷からすれば「1試合だけなのに……」という思いがあったのだろうか。