日本ハムが3連勝、逆王手で最終戦へ 清宮幸太郎が3打点の活躍、鷹は山川の復調に期待

8安打7得点でソフトバンク投手陣を攻略
■日本ハム 7ー1 ソフトバンク(19日・みずほPayPayドーム)
19日に行われた「2025 パーソル クライマックスシリーズ パ」ファイナルステージ第5戦は7-1で日本ハムが勝利した。試合で“ハンパじゃないくらいイイはたらき”、略して“パない”はたらきをした選手を両チームから紹介する。
2連敗からの2連勝でこの試合を迎えた日本ハム。序盤3回は相手先発・大津亮介投手の前に1安打に終わるが、先発の古林睿煬投手も粘って無失点に抑えた。
4回、先頭の石井一成内野手が安打を放つと、フランミル・レイエス外野手と郡司裕也捕手は四球で出塁し満塁に。ここで打席に入った清宮幸太郎内野手の内野ゴロで先制点を挙げた。3点差となって迎えた5回にも再び1死満塁のチャンスを得ると、清宮幸の適時二塁打で2点を追加。塁上で笑顔が弾けた。
レイエスが3四球、郡司が2四球と勝負させてもらえなかったなかで、清宮幸が3打点。この3試合で6点、9点、7点と大量点で勝利を収めた日本ハムが逆王手をかけた。
ソフトバンクは投手陣に課題、山川が7回に1号ソロ
投手陣が崩れたソフトバンクだが、打線も苦しい展開だった。前日に頼れるベテラン・中村晃外野手が負傷離脱し、この試合も6回まで4安打。その間に7点ビハインドを背負い、迎えた7回、1死走者なしで山川穂高内野手に打席が回る。
マウンドには3番手・加藤貴之投手。初球を見逃し、2球目はファウルで追い込まれたが、2球続けたフォークには空振りせず。5球目の高めに入ったストレートを捉えると、センターやや左方向へ飛んだ打球はスタンドに飛び込んだ。
初戦は詰まりながらもサヨナラ打、2戦目は2安打を放ったが、連敗中は無安打に終わっていた山川。この一発をきっかけに本来の打棒を取り戻すことができるか。最終戦での活躍に期待がかかる。
(「パ・リーグ インサイト」編集部)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)