「佐々木がかわいそう」 パヘスの行動に賛否も…滲む人間性に好感「優しすぎる」

パヘスへの右飛でリーグ優勝決定
ドジャースは17日(日本時間18日)、ブルワーズとのリーグ優勝決定シリーズ第4戦を制し、2年連続のワールドシリーズに駒を進めた。大谷翔平投手の投打での大活躍が光り、最後は佐々木朗希投手が締めたが、優勝決定の瞬間にアンディ・パヘス外野手が取ったまさかの行動が話題を集めている。
試合では大谷が打者として右翼場外に飛ばす飛距離469フィート(約142.9メートル)の特大弾など3本塁打、投手として10奪三振で7回途中まで無失点の好投で、攻守にわたり大車輪の活躍を見せた。最終回はクローザーとして信頼が高まってきた佐々木が登板し、最後の打者を右飛に打ち取って3者凡退で締めた。
この際、リーグ優勝が決まった右飛を捕球したパヘスは、何のためらいもない様子でウイニングボールをドジャースファンで埋まった観客席に投げ込んだ。このためSNSでは「簡単に優勝ボールをあげちゃうパヘス」「客席に投げていいの? 笑」「これは、もしかして、やっちゃったって……ってやつでは?」「パヘス、あの最後のボールは佐々木にあげなきゃ」「佐々木がかわいそう」「キャッチした人は大喜びだ」「大谷にあげて欲しかったけど、自分の物にせず観客にあげるの優しすぎるw」などと話題となった。
一方で「通過点に過ぎないということなのか」「目標はワールドチャンピオンなのでね」「目指すところが違うんでしょう」「パヘスらしくて好き」などの声も。まだプレーに粗さがあるパヘスだが、今季はレギュラーに定着して打率.272、27本塁打、86打点という堂々たる成績を残してきた。本物の勝利の喜びは、この先に待っているという伏線なのかもしれない。