大谷翔平でも「たったの3位」 米放送局が“選定”…まだ及ばないジャッジとライバルの壁

ジャッジが2位、ゲレーロJr.が1位に選ばれた
激闘が続くメジャーのポストシーズン。米スポーツ局「MLBネットワーク」の番組「MLBトゥナイト」はア・リーグ優勝決定シリーズ第6戦までのポストシーズンの活躍をランキング形式で紹介した。“伝説”を樹立したドジャース・大谷翔平投手は3位に選ばれている。
同局は20日(日本時間21日)に自社X(旧ツイッター)を更新。「グレグ・アムシンガーが選ぶ2025年ポストシーズンMVP9人」として、ここまでの活躍度をランキング化した。3位に登場したのは大谷だった。アムシンガー氏は「3位は……ノー! 彼はたったの3位?! 1試合3本塁打、6イニングを無失点、10奪三振をマークしたのに?」と、自ら選定したにもかかわらず驚いた様子だった。
大谷はナ・リーグ優勝決定シリーズ第4戦で「1番・投手兼指名打者」で出場し、打者として1試合3本塁打、投げては7回途中無失点10奪三振の衝撃的な活躍を見せた。もっとも、アムシンガー氏は「でも、その前はショウヘイらしい活躍をしていなかった。そして、君よりもいい10月(ポストシーズン)を過ごした選手が2人いる!」とした。大谷は第4戦前の段階では9試合で打率.158、2本塁打6打点、OPS.641にとどまっていた。
2位に入ったのは、ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手だった。チームは地区リーズで敗退したものの「ジャッジは7試合で驚異の打率.500、長打率.692。今ポストシーズン(両リーグ)最高打率と出塁率はこの男、アーロン・ジャッジだ」とアムシンガー氏は称えた。そして映えある1位には、「異論がないだろう。アーロン・ジャッジですら賛同するだろう」として、ブルージェイズのブラディミール・ゲレーロJr.内野手を選出した。
「ゲレーロJr.の活躍はアンビリーバボーだ。プレーオフ10試合で本塁打6、打点12。OPS(1.000)はプレーオフ歴代4位の成績だ。野球はどれくらいの歴史があるか知っている? 笑 なんだって?! しかも、彼の後ろを打つ打者はカークにサンタンデールとコロコロ変わっている。彼はプロテクションを必要としていないんだ」と、“ゲレーロ個人”で突出した打棒を発揮していることに驚嘆した。
(Full-Count編集部)