涙を必死で堪え…中継が捉えたハム27歳に「泣いた」 終戦直後、ベンチでの行動に感動

敗戦直後、郡司はソフトバンクナインに拍手を送った
■ソフトバンク 2ー1 日本ハム(20日・みずほPayPayドーム)
負けても相手への敬意は忘れなかった。日本ハムは20日、みずほPayPayドームで行われたソフトバンクとのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第6戦に1-2で敗れ、日本シリーズ出場は叶わなかった。呆然とする日本ハムのベンチで、郡司裕也捕手の行動に両軍のファンが感激している。
最後までソフトバンクを追い詰めた。2連敗し崖っぷちから3連勝し、“逆王手”をかけて迎えた第6戦。郡司は「4番・三塁」で出場し、4回に同点二塁打を放つなど活躍した。しかし、チームはその後勝ち越しを許し敗戦。郡司も9回1死で空振り三振に倒れていた。
試合後、中継に映ったのは日本シリーズ進出を喜ぶソフトバンクナインをベンチから見つめる郡司の姿だった。涙を必死に堪える様子を見せながらも、拍手を送っていた。
この行動に両軍のファンも涙。「郡司選手悔しいはずなのに拍手をしていて優しい。野球でもお手本だし、人間性もお手本」「こうやって悔しくても相手にリスペクトを送れる素晴らしい選手」「絶対悔しいはずなのに、ジッと見つめて拍手するって中々出来ることじゃない」「負けて悔しいはずなのにホークスサイドに向けて拍手を送ってた……その姿に泣いた……」とコメントが寄せられた。