大谷らの活躍で…増え続ける“金満球団”への批判 ド軍トップが猛反論「言うことは簡単」

ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】
ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

高額補強批判に反論「本当にでたらめな話」

 ドジャースのアンドリュー・フリードマン編成本部長が、チームの「ワールドシリーズ制覇を(お金で)買っている」という批判に対して強く反論した。地元ラジオ局「AM 570 LA Sports」のFacebook投稿で、編成本部長は大型契約を結んだ選手たちの努力を軽視する見方を一蹴し、チームの真の強さについて熱弁を振るった。

 フリードマン編成本部長は「本当にでたらめな話」と強い口調で反論。「そういう話にもっていくのは簡単だけど、(金満を指摘することは)彼らをとても過小評価していることになる」と述べ、選手たちの日々の努力を軽視する風潮に苦言を呈した。

 特に注目すべきは、編成本部長がスター選手たちの練習姿勢について語った部分だ。「うちのスター選手はノックを受けたり、自主練習など、早出で練習をしている。他所のスター選手が早出練習することは絶対ない」と断言。ドジャースの選手たちが高額年俸に甘んじることなく、真摯に野球に取り組んでいることを強調した。

 ドジャースは、2023年オフに大谷翔平投手との10年7億ドル(約1055億円)の大型契約をはじめ、山本由伸投手とも12年3億2500万ドル(約490億円)で契約するなど、積極的な補強を展開した。こうした動きが「金の力で勝利を買っている」との批判を招いている。

 しかし、フリードマン編成本部長は「(ドジャースが強いのは)適切な人材、準備、そして勝利という形でインクレディブルなファンに還元したいという気持ちがあるからだ」と反論。単なる資金力ではなく、組織力と選手の意識の高さこそが強さの源泉だと訴えた。

「どれだけ稼ごうが、稼いでなかろうが、彼らは正しい方向を向いているし、(勝利に対して)気持ちが向いている」との言葉からは、編成本部長の選手への信頼と、外部からの批判に対する強い憤りがうかがえる。ワールドシリーズ制覇に向けて突き進むドジャースにとって、この発言は結束力をさらに高める要因となりそうだ。

(Full-Count編集部)

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