大谷の伝説の1日に思わず“皮肉” 悲しきエ軍番記者の投稿…忘れぬオーナーの「10番目」

大谷翔平は「トップ5~10に入る選手だろう」
歴史的なパフォーマンスに古巣は皮肉を言わざるを得なかった。ドジャースの大谷翔平投手は17日(日本時間18日)、本拠地ブルワーズとのリーグ優勝決定シリーズ第4戦で1試合3本塁打、7回途中無失点10奪三振の投打二刀流で圧倒した。米国中から驚きの声が上がる中、かつて所属したエンゼルスの番記者も反応していた。
衝撃的な1日だった。初回のマウンドを3者連続三振で終えると、その裏にいきなり先頭打者弾を叩き込んだ。さらに4回には右翼場外に飛ばす飛距離469フィート(約142.9メートル)の特大弾。7回にもバックスクリーン左に運んだ。投手としては6回0/3で100球を投げて2安打無失点。最速100.3マイル(約161.4キロ)で10奪三振で勝利投手となった。
米メディアやファン、現役選手やOBなど称賛が相次ぐ中、反応したのはかつて所属したエンゼルスの番記者を務める米スポーツメディア「ジ・アスレチック」のサム・ブラム氏だ。「このような夜になると、2023年3月にアート・モレノが言った言葉を思い出す」と呟き、オーナーの言葉を引用した。
「彼はおそらく最もユニークな選手だ。トップ5~10に入る選手だろう」
これは大谷がエンゼルスに所属し、FAになる直前の2023年3月にアート・モレノオーナーが取材対応した時の言葉だ。モレノオーナーは大谷との再契約について「これはビジネスです。私たちはじっくり話し合うつもりです。オオタニ自身もここにいたいと望んでいなければなりません」と語っていた。
同記者は「大谷翔平をドジャースに手放した数か月前のことだ」と名残惜しそうに呟いた。実際にドジャースは大谷と10年7億ドル(約1061億円)で契約を結んだが、米メディアによるとすでにその7億ドルは回収しきれているという。
大谷との再契約を逃したエンゼルスは2年連続で最下位に沈み、プレーオフからは遠い位置にいる。ファンも「これ何回思い出しても評価の低さに愕然とする」「彼は大谷を何の見返りもなく手放した」「やっぱ分かってないよね」と厳しい声が寄せられていた。
(Full-Count編集部)