ド軍に浮上した日系外野手のトレード案 米メディアが指摘…必要な25億円男の穴埋め

ガーディアンズのスティーブン・クワン【写真:ロイター】
ガーディアンズのスティーブン・クワン【写真:ロイター】

シーハンとクワンのトレード案を米メディアが提案

 日系外野手の電撃移籍が実現する可能性がある。米スポーツ専門メディア「ブリーチャー・レポート」は、2025-26年オフシーズンに現実的に起こり得る8つのトレード案を発表。その中で、ガーディアンズのスティーブン・クワン外野手とドジャースのエメ・シーハン投手のトレードが取り上げられた。「他の全ての左翼手を笑ってしまうほど大きく引き離している」と守備面での絶対的な貢献に言及している。

 今季のドジャースは左翼のrWARがマイナス0.3と低迷。主因はマイケル・コンフォートとの契約失敗にあるとされ、「ブリーチャー・レポート」は「ドジャースが左翼の補強を必要としていることには同意できるだろうか」と問題提起した。外野守備でもOAA(外野手の平均より多く取ったアウトの数)でマイナス8と苦戦しており、この数値は現在マイナス6に改善されてはいるものの、守備強化は急務といえる。

 この点でクワンの存在は最適解とされる。同メディアは「クワンは4年連続でゴールドグラブ賞を受賞しようとしており、過去4シーズンで記録したOAA『29』は他の全ての左翼手を笑ってしまうほど大きく引き離している」と絶賛。打撃面ではOPS+が109と派手さはないものの、ルイス・アラエスに次ぐコンタクト率の高さを武器にする。

 一方で、ガーディアンズにもトレードに応じる理由があると指摘する。驚異的な逆転劇で地区優勝を果たしたが、「彼らは常に予算のバランスを保とうとしており、全盛期の人気選手であってもトレードすることを厭わない」と述べ、スター選手の処遇にもシビアな姿勢を貫いていると強調した。

 クワンは年俸調停2年目に入り、ジョージ・バレラやチェイス・デローターといった若手の台頭も進んでいる。交換相手として挙げられたシーハンは「空振りを多く奪うタイプの投手で、2029年までクラブコントロール下にある」とされ、ガーディアンズにとっては将来性ある見返りになると分析している。

(Full-Count編集部)

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