岸田護監督は「いつも助けてくれた」 盟友が忘れぬ感謝…称えた球団の判断「すごく素敵」
DeNA・入来祐作2軍投手コーチ【写真:北野正樹】入来祐作コーチが語る岸田監督との思い出
DeNAの入来祐作2軍投手コーチ兼アシスタント投手コーディネーター兼投手コーチが、3年間一緒にオリックスの2軍投手コーチを務めた盟友、岸田護監督のAクラス入りを喜んだ。
「お互いにチームを管理する立場とはいえ、監督は僕が想像する以上に大変だと思うのですが、彼は本当に冷静。やるだろうと思っていましたが、素晴らしいですね。オレも頑張らなくてはと思いました」。フェニックス・リーグが行われている宮崎で、入来コーチが真っ黒に日焼けした顔を引き締めた。
入来コーチは宮崎県都城市出身。PL学園、亜細亜大、本田技研から1996年ドラフト1位で巨人に入団。2001年には13勝4敗で最高勝率をマークし、日本ハムに移籍後、メジャーに挑戦しメッツとメジャー契約。傘下の3Aでプレーしたがメジャーでの登板はかなわず、横浜(元DeNA)のテストに合格し、3年ぶりにNPBに復帰した。引退後は打撃投手や用具係を務め、2015年からソフトバンクでコーチを務め、アカデミーでは子供たちを相手に野球の底辺拡大や地域貢献に携わった。
「岸田護を監督にするという球団の判断が、すごく素敵だなって思った」
岸田監督は、昨年オフに中嶋聡前監督の跡を継ぎ、監督に就任。シーズン途中に1軍投手コーチに立場が変わったばかりだった。経験不足を懸念する声もあったが、入来コーチは「マモ(岸田監督)だったらやれるんじゃないかなと、驚きはしませんでした」と話す。
「最初はいろいろと戸惑うことや、わからないこともあるでしょうけど、彼は勉強をするんです。そういった才能があるんです」といい、「岸田護を監督にするという球団の判断が、僕はすごく素敵だなって思ったんです。野球を発信する能力は当然あるのですが、ずっと一緒にいて彼の人となりが好きだったので、そういう魅力を持つ人間をチームの代表として抜擢するのが素晴らしいなと思いました」と続けた。
「今はDeNAの選手のことで頭の中は一杯です」と言いながらも、気になるのは教え子たちのその後。「松本裕樹(投手)は僕と一緒に(ソフトバンク)ホークスに入ったんです。怪我が多くておとなしい選手でしたが、今やチームを支えるリリーフピッチャーですからね。(オリックス・育成出身の)大里(昂生内野手)も一生懸命練習をしていましたし、(今季2勝目を挙げた)佐藤一磨(投手)も不器用な選手でしたが、才能を伸ばす努力をして頑張っていました。みんなすごいなと思います」と目を細めた。
(北野正樹 / Masaki Kitano)