大谷翔平へBジェイズ監督が珍要望、愛犬デコピンのジャケット「そろそろ返して」

ブルージェイズは移籍先の最終候補、大谷は球団からの贈り物を持ち帰っていた
ブルージェイズのジョン・シュナイダー監督が23日(日本時間24日)、ロジャースセンターでワールドシリーズの前日会見に臨み、ドジャース・大谷翔平投手へ珍要望を出した。
「彼がミーティングの時に持っていったブルージェイズの帽子を返してくれたらいいんだが(笑)」
ブルージェイズは大谷がエンゼルスからFAとなった2023年オフに移籍先の最終候補に。フロリダ州ダンイーデンのキャンプ施設で交渉した際に、ブルージェイズは帽子や17番ユニホーム、さらには愛犬デコピンのカナダ国旗が描かれた冬用ジャケットをプレゼントしていた。
「デコイのジャケットも。もうそろそろ返してくれよって感じだ。でも、冗談は置いておいて、あれは印象深い出会いだった」
二刀流・大谷との交渉から2年。ブルージェイズ側は球団からの贈り物を“お持ち帰り”する大谷を見て、「獲得の手応えを感じていた」(シュナイダー監督)という。
「オオタニから前向きな反応があったのは確かだ。フリーエージェントの決断には選手の個人的な事情が大きく絡むし、最終的には彼自身が最も納得できる選択をしたと思う。“もしも入っていたら”と考えても仕方ないね」
フラれた大谷を投打で黙らせ、1993年以来32年ぶりの世界一を勝ち取る覚悟だ。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)