佐々木朗希「シーズンでは力になれなかった」 救援でPS3セーブ…初のWSへ意気込み

佐々木朗希がワールドシリーズ開幕前日の記者会見に応じた
ドジャースの佐々木朗希投手が23日(日本時間24日)、ワールドシリーズの前日会見に臨んだ。自身初の頂上決戦。「本当にシーズン中は力になれなかったので、チームの力でここまできているので復帰できてこの場所に立てることにまず感謝しています」と語った。
佐々木はポストシーズンに救援で起用されており、ここまで7試合に登板。3セーブをマークするなど、1失点の好投で防御率1.13、WHIP0.63の好成績を収めている。「中継ぎになってから最初はアドレナリンみたいな。そういう感じがあったんですが、途中から中継ぎへの慣れもありますし、球場の雰囲気とかもわかったりとかでそこまで最近はガーッって来るものが減っている中で、いい緊張感で投げられている」と振り返った。
レギュラーシーズンでは先発として苦戦。右肩インピンジメントを発症し、長期離脱もあった。それでも「中継ぎでも先発でも球速自体はそこまで変わらない。先発でも今のパフォーマンスを出し続けて長いイニングを投げ続ければ、チームの力になれると思うので来年に繋がるかなと思います」と語った。
苦しいマイナー生活も経験した。そんな中、支えになったのは通訳のウィル・アイアトン氏だった。リハビリ生活が続いた時「待っているから」と声をかけられた。
「自分がダメな時にどう向き合ってくれるかというかはこれまでの人生でも僕もアップダウンが激しいので、すごく人を信頼する上で大切にしてきた。ひどいパフォーマンスの時でも嘘でもそういう言葉をかけてくれるっていうのは本当に嬉しかった」
メジャー移籍1年目の今季はレギュラーシーズンで10試合に登板し、1勝1敗2ホールド、防御率は4.46の成績だった。
(Full-Count編集部)