鷹・小久保監督、阪神打線に「予告先発必要ない」 破壊力に“敬意”…語った「第一条件」

ソフトバンク・小久保裕紀監督【写真:古川剛伊】
ソフトバンク・小久保裕紀監督【写真:古川剛伊】

前日会見で意気込み語る「変幻自在に戦いたい」

「SMBC日本シリーズ2025」の開幕を前日に控えた24日、ソフトバンクの小久保裕紀監督が本拠地みずほPayPayドームで会見に臨んだ。2014年以来、11年ぶりとなる阪神との同シリーズに向け、意気込みを口にした。

 ソフトバンクはレギュラーシーズンで87勝52敗4分けの成績を残し、2年連続のパ・リーグ優勝を果たした。15日から始まったクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージでは2位の日本ハムと激突。第6戦までもつれる激戦を制し、アドバンテージを含む4勝3敗で頂上決戦に駒を進めた。

 会見では「月曜日まで熾烈な戦いをしていたので。その勢いでいけそうです」と自信をのぞかせた。阪神戦へ向けて「先発が試合を作らないと。阪神打線は予告先発が必要ないような打線なので。その強力打線に対して先発がしっかりゲームを作る。それが第一条件ですね」と語った。

 自軍の鍵となる選手については「みんなですよ、当然。それぞれの打順で役割を求められるので。怪我人も出ましたけど、恐らくベストに近い打線は組めそうなので。早めに点を取ってもらって、勝ちパターンにつなげていきたいです」と語った。「理想は固定メンバーで戦うことでしたけど、開幕早々崩れ去って、臨機応変の戦いだったので。変幻自在に戦いたいと思います」と戦況をみながら柔軟に指揮をとっていく。

 ソフトバンクは2年連続22度目の日本シリーズ出場となる。DeNAと対決した昨年は第1戦から2連勝を飾ったものの、その後に4連敗を喫して涙をのんだ。阪神との同シリーズは今回が4度目で、過去3度はいずれもソフトバンク(南海、ダイエー時代を含む)が勝利している。

 本拠地のみずほPayPayドームからスタートする頂上決戦。「今回はホームからなので。CSでも大声援を送ってもらったファンの後押しがあるのは心強い。甲子園ではアウェーの大迫力をプラスにとらえてやりたいと思います。ここまで来たら選手を信じ切って。みんなヘロヘロですけど、1週間を戦い抜いてもらいたい」と総力戦で日本一を目指す。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY