鷹ー虎の頂上決戦は通算4度目 過去3度は全てソフトバンクが日本一…前回対戦から11年

ソフトバンク・小久保裕紀監督(左)と阪神・藤川球児監督【写真:小林靖】
ソフトバンク・小久保裕紀監督(左)と阪神・藤川球児監督【写真:小林靖】

25日から日本Sが開幕する

 ソフトバンクが「2025 パーソル クライマックスシリーズ パ」を4勝3敗で制し、2年連続で「SMBC日本シリーズ2025」への進出を決めた。昨年逃した日本一奪還を目指し、セ・リーグ王者の阪神との戦いに挑む。

 2005年に始まった交流戦での対戦成績は、通算41勝29敗4分とソフトバンクが大きく勝ち越している。今年の「日本生命セ・パ交流戦」でも甲子園で3連戦を行い、2勝1敗で勝ち越した。ビジターでの3試合はいずれも熱戦となった。

 交流戦の初戦はリバン・モイネロ投手と阪神・村上頌樹投手の投げ合い。1-1で迎えた延長10回、2死三塁から石塚綜一郎捕手が右中間へ勝ち越しの適時二塁打を放ち、ソフトバンクが2-1で勝利。交流戦優勝マジックを「1」とした。2戦目は0-3で完封負けを喫した。迎えた最終戦は4回にジーター・ダウンズ内野手の2点適時打で先制。先発・松本晴投手が5回2安打1失点7奪三振と好投し、中継ぎ陣も無失点リレーで応えるなど3-1で勝利。チームは6年ぶりの交流戦優勝を決めた。

 日本シリーズはソフトバンクは2年連続、阪神は2年ぶりの出場となる。両球団が対戦する同シリーズは前身時代を含めて通算4度目。これまでの3回はいずれもソフトバンクが日本一を達成している。

 直近の対戦は2014年。秋山幸二監督(当時)が率いたソフトバンクは初戦を落としたが、第2戦から4連勝し日本一に輝いた。このシリーズに出場し、現在も現役でチームに在籍するのは東浜巨投手、今宮健太内野手、中村晃外野手、牧原大成内野手、柳田悠岐外野手の5人である。

 当時7年目だった中村晃は第4戦で延長サヨナラ3ランを放ち、4年目の柳田は5試合で打率.400を記録するなど日本一に貢献した。あれから11年――。円熟味を増した打撃と経験豊富なリーダーシップで、再びチームを頂点へ導けるか注目される。

(「パ・リーグ インサイト」編集部)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

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