ソフトバンク、10得点で阪神に大勝 山川5打点&周東は日本S新の5安打…1勝1敗に

ソフトバンク・小久保裕紀監督【写真:小林靖】
ソフトバンク・小久保裕紀監督【写真:小林靖】

鷹が2桁14安打の猛攻

■ソフトバンク 10ー1 阪神(26日・みずほPayPayドーム)

 ソフトバンクは26日にみずほPayPayドームで行われた「SMBC日本シリーズ2025」第2戦で10-1で阪神を下し、対戦成績を1勝1敗のタイに戻した。ソフトバンク打線が序盤から爆発。阪神先発のジョン・デュプランティエ投手を2回途中で引きずり下ろした。

 試合は初回、阪神が佐藤輝明内野手の右前適時打で幸先よく先制する。しかしソフトバンクはその裏、すぐさま栗原陵矢内野手の同点適時打で追いつくと、続く山川穂高内野手の2点適時二塁打であっさりと逆転に成功した。

 ソフトバンクの猛攻は2回も止まらない。周東佑京内野手、近藤健介外野手の長打で追加点を挙げると、阪神は先発デュプランティエを諦め、2番手の岩貞祐太投手をマウンドへ送った。しかし、代わった岩貞も流れを止められず2死一、二塁のピンチを招くと、山川に左翼席へ勝負を決める3ラン本塁打を浴びた。ソフトバンクはこの回一挙6点を奪い、試合の主導権を完全に握った。

 その後も5回に暴投で10点目を挙げた。周東は7回に左翼線に二塁打を打ち、この日5安打目。これは日本シリーズでは1試合の新記録だった。また、山川も2安打5打点、柳田悠岐外野手も3安打の活躍。今ポストシーズン最多となる14安打10得点で圧倒した。

 前日の初戦を2-1で制していた阪神だったが、デュプランティエが2回途中7失点、2番手の岩貞祐太投手も左肩に打球直撃で緊急交代のアクシデントもあり、手痛い大敗で落とした。これで1勝1敗のタイとなり、舞台は阪神の本拠地・甲子園へ移る。この大勝で勢いに乗るソフトバンクを、阪神がホームでいかに迎え撃つのか。次戦の戦いに大きな注目が集まる。

(Full-Count編集部)

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