山本由伸に敵軍お手上げ「MLB史上でも屈指」 24年ぶりの偉業…もはや“感謝”

ブルージェイズ戦で力投したドジャース・山本由伸【写真:荒川祐史】
ブルージェイズ戦で力投したドジャース・山本由伸【写真:荒川祐史】

球団投手では1988年ハーシュハイザー以来の2戦連続完投

【MLB】ドジャース 5ー1 Bジェイズ(日本時間26日・トロント)

 ドジャース・山本由伸投手は25日(日本時間26日)、敵地で行われたブルージェイズとのワールドシリーズ第2戦に先発登板。9回1失点8奪三振で完投勝利を挙げた。敵地メディアすらも「私たちは今、MLB史上でも屈指のとんでもないプレーオフでの投球を目撃している」と感銘を受けていた。

 山本は初回、先頭のスプリンガーに左翼線二塁打を浴びると、2番のルークスにも左安打を許した。それでも3~5番を抑え、無失点に封じた。2~3回も先頭打者の出塁を許し、3回はカークに同点犠飛を浴びるなど序盤は苦しかった。しかし、ここからエンジン全開。20打者連続でアウトに仕留め、9回105球を投げて4安打1失点、8奪三振で完投勝利を挙げた。

 ドジャースは前日に11失点の大敗。強力打線の凄さを見せつけられた。しかしたった1日で山本が完全に沈黙させた。ブルージェイズ専門ポットキャスト「Gate 14 Podcast」のジョニー・ジュンタ氏は「ヤマモトは今ポストシーズンでブルージェイズが対戦した中で、群を抜いてえげつない投手だ。マジで、どうやってこの男から点を取るんだよ」とお手上げ状態だった。

 続けて「私たちは今、MLB史上でも屈指のとんでもないプレーオフでの投球を目撃している。打者が粘ってカウントを深くしようとしても、ブレイキングボールを待っているところに97マイルの高めを投げ込んでくる。本当にえげつない。残念ながら、どうしようもないレベルだ」と最大級の称賛の言葉を並べた。

 ポストシーズンでの2試合連続完投は、メジャー24年ぶりの偉業。ドジャースの投手としても1988年のオーレル・ハーシュハイザー以来だった。エースが文字通り歴史に名を刻んだ。

(Full-Count編集部)

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