山本由伸は496億円契約でも「安すぎた」 LAメディアは歓喜と脱帽「信じられない」

ブルージェイズ戦で力投したドジャース・山本由伸【写真:荒川祐史】
ブルージェイズ戦で力投したドジャース・山本由伸【写真:荒川祐史】

球団投手では1988年ハーシュハイザー以来の2戦連続完投

【MLB】ドジャース 5ー1 Bジェイズ(日本時間26日・トロント)

 ドジャース・山本由伸投手は25日(日本時間26日)、敵地で行われたブルージェイズとのワールドシリーズ第2戦に先発登板。9回1失点8奪三振で完投勝利を挙げた。「何て信じられないパフォーマンスなんだ……」とLAメディアは感謝を届けている。

 序盤は苦しかった。初回、先頭のスプリンガーに左翼線二塁打を浴びると、2番のルークスにも左安打を許した。それでも3~5番を抑え、無失点に封じた。2~3回も先頭打者の出塁を許し、3回はカークに同点犠飛を浴びる。しかし、ここからエンジン全開となった。

 前日に11得点のブルージェイズ打線に的を絞らせず、凡打の山を築いた。4回以降はパーフェクトピッチングで、9回105球を投げて4安打1失点、8奪三振で完投勝利を挙げた。ポストシーズンでの2試合連続完投は、メジャー24年ぶりの偉業。ドジャースの投手としても1988年のオーレル・ハーシュハイザー以来だった。

 地元メディア「ドジャース・ネーション」のノア・カムラス記者は試合後に自身のX(旧ツイッター)を更新。「トロントで行われたワールドシリーズ第2戦、ドジャースが1勝0敗で追い込まれている状況でのヨシノブ・ヤマモト」として成績を掲載し、「ドジャースが最も必要としていた時に、なんという信じられないパフォーマンスなんだ……」と脱帽した。また、スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」でドジャース番を務めるファビアン・アルダヤ記者は「まさに歴史的な支配力。3億2500万ドルの契約でさえ、もしかすると安すぎたのかもしれない」と称賛した。

(Full-Count編集部)

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